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【年間ランキング】2011年 心に残った映画

JUGEMテーマ:映画
  この一年、個々の映画の感想エントリはお休みしていましたが、
このテーマだけはアップします。読んでくださっている方に感謝です。

2011年、本当にいろいろありましたが、劇場で鑑賞した作品は172本。
そのうち44本は「午前十時の映画祭」
鑑賞のペースはほぼ2010年と一緒です。
我が街、浦安は3.11の震災で首都圏の中では最もひどくダメージを受け、
私自身も主に仕事の関連でその影響を被りましたが、
精神的にも“日常のペース”を保つのに一番支えとなってくれたのが映画でした。

鑑賞中、余震のため上映が一時中断という体験もしました。
震災直後は様々な方面で“自粛ムード”が世の中を染めつつありましたが、
「こんな時だからこそ、良い映画が観たい!」という気持ちの方が強かったので、例年通りのペースで劇場へ出かけていました。
それに応えてくれるかのように、今年は本当にたくさんの素晴らしい作品に出会えました。

その中で特に心に残っている10本を例年通りピックアップしていきます。

1. 「ソーシャルネットワーク」

今年1月に観た作品ですが、ジェシー・アイゼンバーグの演技は今思い出しても印象鮮やかです。やはりトップはこの作品を持ってくることにしました。

友情、野心、嫉妬、プライド、…様々な感情が渦巻く青春群像劇を、
グローバリズム、階層化社会といった現代ならではの視点を交え、濃厚なドラマに仕立て上げた監督・脚本チームに拍手を送りたいです。

また、これからのハリウッドを支えて行くであろう若手俳優陣の競演にも拍手!
彼にしかできなかったと言える熱演だったジェシー・アイゼンバーグだけでなく、
エドゥアルド・サベリンを演じたアンドリュー・ガーフィールドは「アメイジング・スパイダーマン」で主役に抜擢され、
双子のウィンクルボスを演じたアーミー・ハマーはイーストウッド監督作「J・エドガー」でディカプリオのパートナー役に挑み、
エリカを演じたルーニー・マーラは「ドラゴンタトゥーの女」でリスベット役に挑みます。
2012年にも大活躍が期待される面々ばかり。
そして、ショーン・パーカーを演じたジャスティン・ティンバーレイクは、この作品がきっかけで、その存在を見直しました。
“元アイドル”…というイメージしかなく、こんなに良い俳優さんだとは知らなかったのです。
この作品で見せてくれた華のあるオーラと、否が応でも目を引く存在感に驚かされました。
以来すっかり注目俳優です。
その後観た「ステイ・フレンズ」では共演のミラ・クニスと息の合った演技で楽しませてくれました。
2012年の「タイム」も楽しみにしています。

ということで、今年を代表する一本に、まずこの作品を挙げておきます。




2. 「ミッション:8ミニッツ」

元々タイムパラドックスものが好きなこともあり、この作品には完全にノックアウトされました。
一作目「月に囚われた男」で初監督作品とは思えない素晴らしい才能を見せてくれたダンカン・ジョーンズ監督の二作目ということで期待も高かったのですが、その期待を軽く上回るほどの面白さでした。

シカゴで起こった列車爆破テロ、その爆発までの最後の8分を延々と体験することで犯人を突き止めて行くという奇想天外のシチュエーション設定。
主演のジェイク・ギレンホールと相手役のミシェル・モナハンの相性も良く、ラストにはとても感動させられました。

これが人生の最後の1分だとしたら、その瞬間をどんな時にしたい?
とても深いテーマを隠したサスペンス・アクションでした。
結末を知った上でもう一度観たいと思い、劇場に二度足を運んだ作品でもあります。
DVDが出たら、またじっくり見直したいです。




3. 「トゥルー・グリット」

震災後、一番最初に観に行った映画です。(3月19日でした)
待ちに待ったコーエン兄弟の新作、そして大好きなマット・デイモンも出ている。
まだ自粛ムードで街も閑散としていましたが、思い切って観に行って本当に良かったと思えた作品でした。

亡き父親の復讐を果たす一人の少女の物語。
敵役にジョシュ・ブローリン、
少女を助ける大酒飲みの保安官にジェフ・ブリッジズ、
プライド高きテキサスレンジャーにマット・デイモン、
名優三人に囲まれても、一歩も引けをとらず輝いていた少女役のヘイリー・スタインフェルドのまっすぐな演技に圧倒されました。

少女のひたむきさ、純粋さ、そして勇敢さが周りの一癖も二癖もある大人たちの心を動かし、共に悪に立ち向かったその絆は一生消えない…。
復讐劇ですから決してきれいごとばかりではありませんでしたが、観終わった後、心に静かに力が湧いてくる映画でした。

いろんな意味で思い出深い一本となりました。




4. 「エリックを探して」

2010年の暮れに公開された作品ですが、今年に入ってから観に行きました。
イギリス映画独特の優しさ、面白さがギュッと詰まった一本。
「ブラス!」(1996年)などにも通じるところがあったと思います。

主人公はマンチェスターに住む郵便局員エリック。
離婚した妻とも、一緒に暮らす息子たちともコミュニケーションが上手くいかず、精神的に追いつめられて行く中で、大ファンであるサッカー選手エリック・カントナの幻(?)に出会い、彼に導かれて自信を取り戻していく物語。
名前が同じ“エリック”ということで、自分自身の中にある、見失ってしまった部分を探す心の旅と捉えてもいいと思います。
このエリック・カントナとの対話部分もとても面白かったのですが、
主人公エリックを取り巻く職場や近所の仲間たちが、それぞれに良い味を出していて、そちらも楽しかったです。

クライマックスのあっと驚く展開に、大爆笑しながらも涙がこぼれ、観終わった後はとても元気になれる…そんな素敵な映画でした。





5. 「宇宙人ポール」

イギリスもののコメディ作品が続きます。
こちらは大好きなサイモン・ペッグ&ニック・フロストのコンビ。
9月に浅草で開催された下町コメディ映画祭で観ましたが、
あまりにも面白かったので、今月全国公開されたところでもう一度観ました。
何度でも観たい面白さです。

映画への愛がギュッと詰まったストーリー展開に笑って、泣いて、大満足の104分。
今年は10月に午前十時の映画祭で、久しぶりに「E.T.」を観たのですが、懐かしいSF超大作に感動しつつも、この「ポール」を思い出してちょっと笑ったりもしました。




6. 「ヒアアフター」

クリント・イーストウッド監督作品としては異色と言えるのではないでしょうか?
タイトルの“ヒアアフター”には“来世”や“死後の世界”というニュアンスがあるようで、
そのとおり、マット・デイモン演じる主人公ジョージは霊能者という設定でした。
とても不思議な物語…。
アメリカ、フランス、イギリス、それぞれに進行する3つのエピソードが絡み合い、一つのロマンティックなラストに向けて編み上げられて行く展開に感動しました。

そして、この作品はもう一つ、2011年という年と絡んで印象に残ることにもなりました。
日本で公開されたのは2月19日。
フランスパートの主人公であるジャーナリストのマリーが休暇で訪れた東南アジアのリゾート地で津波に巻き込まれ臨死体験をする、というエピソードが含まれているため、
震災への配慮ということでロードショーは3月14日で打ち切られてしまいました。
私は公開日に観に行っていたので、劇場で鑑賞できましたが、残念ながら見逃してしまった方も多かったと思います。
津波のシーンはとても迫力があったので、震災直後のTV報道などで繰り返し津波の映像を見せられた人々には確かにキツかったかもしれません。
またいつか将来、何かの機会で上映されると良いなぁ…と思います。

また、イーストウッド監督とワーナーブラザーズはこの作品の映像ソフトによって得られた収益の一部を義援金として寄せることを早々と発表し(全米でのソフト発売は3月15日でした)そのニュースに勇気づけられたことを思い出します。




7. 「ラブ・アゲイン」

安直な邦題にトホホ…、でも素晴らしい作品でした。
アメリカでの評判がこの種のコメディにしてはあまりにも高かったので、何かあるに違いないと思っていましたが、ホントにやられました。
スティーブ・カレルお得意のドタバタコメディかと思いきや、そのドタバタの後にやってくるドラマと、巧妙に張られた伏線が回収されて行く面白さにビックリ。

今、若手の女優さんの中で一番注目しているエマ・ストーンが、ライアン・ゴズリングとの相性も良く、とても輝いていたのが印象的でした。
エマ・ストーンは2012年も「ザ・ヘルプ」や「アメイジング・スパイダーマン」などの活躍が楽しみです。




8. 「永遠の僕たち」

主演のヘンリー・ホッパーとミア・ワシコウスカ、
二人が並んでいるだけで美しく、どの場面もため息が出るようなシーンの連続でした。

両親を交通事故で亡くし、自らもその事故のため3ヶ月間生死の境をさまよった少年イーノック。
難病のため余命3ヶ月と宣告された少女アナベル。
葬儀場で偶然出会った二人の、短く、そして永遠と思える3ヶ月を描いた物語。

ガス・ヴァン・サント監督は秋の風景を撮るのがとても上手いなぁ…としみじみ思いました。
「グッド・ウィル・ハンティング」では東海岸の秋。
そしてこの「永遠の僕たち」では西海岸の秋。
紅葉やひんやりと澄んだ空気が二人を包み、やがて冬へと変わって行く季節の中で、二人で春をむかえることができない切なさに胸がつまって涙が止まりませんでした。

でも悲しいだけではなく、そこに温かさが残ったのもこの映画の魅力の一つ。
事故の後、すっかり心を閉ざしてしまったイーノックが唯一心を開く友人(幽霊)を演じた加瀬亮の存在も大きかったです。
第二次世界大戦時の特攻隊員という設定でしたが、死者へ敬意を払うことの意味を考えさせる重要な役を見事に演じていました。




9. 「ラビット・ホール」

こちらも“死”が主題の作品ですが、観終わった後、少し温かい気持ちになる点で「永遠の僕たち」とも共通するところがありました。

交通事故で子どもを亡くした夫婦が、その悲しみを乗り越えるまでの物語。
正確に言おうとすると“乗り越える”という表現は少し違う気がしますが…。

悲しい出来事に直面したとき、その悲しみをどうやって受け入れ、乗り越えるかは人によって様々です。
怒りの向かう方向、何によって癒され、慰めを得るかも人によって違います。
たとえ夫婦であっても、親子であってもそれは共有できない…。

この作品ではニコール・キッドマンとアーロン・エッカートの夫婦、
そしてニコールの母親役のダイアン・ウィーストがそれぞれに悲しみとともに寄り添い、その悲しみとともに生きて行こうとする姿が描かれています。

私はこのニコールの心の動きにとても共感するところがありました。
子どもを亡くした親たちの集いに参加することで慰めを得る夫と違って、むしろその集会に怒りを覚えてしまう彼女が、何によって慰めを得るのか、
その意外な展開に驚きましたが、不思議ととても納得できました。
彼女はその交通事故を起こした車を運転していた少年と対話を重ねることで悲しみを乗り越えて行くのです。

難しい役だったと思いますが、ニコール・キッドマンの演技は素晴らしかったです。
辛いテーマの作品でしたが考えさせられることも多く、満足度の高い映画でした。





10. 「M:I ゴーストプロトコル」

最近の007シリーズやM:Iシリーズは、何だか真剣すぎて“スパイもの”としての面白さ、というものから段々かけ離れていっているような気がしていました。
“スパイもの”の面白さは、たとえ現実離れしていようとも、もっとスタイリッシュだったり、もっと面白いガジェットがたくさん出てきたり…要するに“マンガみたい”な方が良いと思い始めていたところにこの作品!!!
「ミスター・インクレディブル」や「レミーの美味しいレストラン」を手掛けてきたピクサー出身の監督が、遂にやってくれた!という感じです。

トム・クルーズも、やっとスターらしい存在感を取り戻した感があり、どの場面も本当に格好良かったですが、最大の見せ場であるブルジュ・ハリファのシーンは圧巻でした。
また脇を固めるメンバーのコンビネーションも素晴らしかったです。
サイモン・ペッグは美味しいところを持って行ってくれました。
そしてジェレミー・レナーも良かったです。グッドガイ、バッドガイ両方演じることができるレナーならではの好演だったと思います。

こういう主演チームのアンサンブルが素晴らしい映画というのは何度でも観たくなるもの。
この作品も劇場公開されているうちにもう一回観たいです。



…というわけで10本を挙げてみました。
この後、11. 「50/50」 12. 「スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団」 13. 「ゴーストライター」 14. 「英国王のスピーチ」…と続いて行くのですが、本当にどの作品もそれぞれに面白くて甲乙つけ難かったのが正直なところ。

2012年もたくさんの素晴らしい作品と出会えると良いですね。
どうぞ皆様、良い年をお迎えください。

読んでくださって本当にありがとうございました。



| 映画年間ランキング | 01:11 | comments(2) | trackbacks(2) |
【年間ランキング】2010年 心に残った映画
JUGEMテーマ:映画
 大晦日恒例のこの記事を今年もアップします。
今年劇場で観た映画は延べ170本。
多いな…と思いますが、そのうちの38本は「午前十時の映画祭」
その他イベント系で観た映画と、ドキュメンタリー作品を除くと121本。
ほぼ例年並みでした。
自分なりにランキングづけした中のTOP10を紹介します。

1.「インセプション」

これは完全にツボでした。
普段から興味をもっている“夢”や“意識”がテーマだったことと、
無重力アクションの面白さ、歪んで行く街並の描写など印象深いシーンが多かったこともあって、2回観に行きました。
それでもまた機会があったら劇場サイズで鑑賞してみたいと思わせてくれる魅力がありました。
「メメント」や「インソムニア」でノーラン監督が手掛けてきた世界が、ここに極まったという感じもしますが、今後にも期待しています。


2.「(500)日のサマー」

奇しくもジョセフ・ゴードン=レヴィットの出演作品が続きました。
「インセプション」でも大活躍でしたが、こちらでは主役でした。
この作品は2010年の一番最初に観た作品でした。
もともとラヴストーリーは好きなジャンルなのですが、これだけ恋愛映画がたくさん作られている中で、今になってこんなに新鮮な作品が登場しようとは…!
かなり衝撃的で、その余韻は約1年経とうとしている今日でも新鮮です。
ランキングを考えながらサウンドトラックを聴き返してみましたが、やっぱり良い!
数多くのミュージックビデオを手掛けてきたマーク・ウェブ監督ならではの音楽の取り入れ方も素晴らしかったです♪

ちなみに、まったく余談ですが、今年一番聴いたCDはヒロイン、サマーを演じたズーイー・デシャネルのユニット“She & Him”のアルバムでした。


3.「シングルマン」

本業はデザイナーであるトム・フォード監督。
どのシーンも計算し尽くされた独特の美しさが感じられて見入ってしまいました。
そしてコリン・ファースは長いキャリアの中でも最高の演技だったと思います。
本国イギリスで現在公開中の「英国王のスピーチ」も評判が高く、来年こそはオスカーを手にするのではないかとドキドキしています。

マーク・ウェブとトム・フォード。
長編映画の監督に初めてチャレンジしたお二人の作品が続きましたが、ともに長年温めてきた企画でもあり“自分の撮りたいもの”がはっきりしていたのだと思います。
独特のスタイルが貫かれていて新鮮でした。


4.「グリーンゾーン」

2010年は“ウィキリークス”や“尖閣ビデオ”の問題など“情報”と“知る権利”についていろいろと考えさせられることが続きました。
大量破壊兵器を探し続ける特殊部隊。
さまざまな情報に翻弄され、現地の民間人を巻き込み、泥沼化していく戦いの中で正義を貫こうとするミラー隊長をマット・デイモンが熱演していました。

そういえば今年はサンデル教授の影響もあり、その“正義”とは何なのかを考えさせられた年でもありました。


5.「人生万歳!」

2位の「(500)日のサマー」は、今年最初に観た映画でしたが、この「人生万歳!」は今年最後に観た映画。そして長年たくさん楽しませていただいた恵比寿ガーデンシネマで最後に観た映画でもあります。
最初と最後にこんなにステキな映画と出会えて、2010年は全体的に見れば映画の当たり年とは言えないけれど、個人的には良い年だったと言えそうです。

ここのところ立て続けにヨーロッパで作品を撮り続けていたウディ・アレン監督が久しぶりにホーム(NY)で撮った、監督作品40本目にあたる映画。
原題は「Whatever Works」
「(それで上手くいくのであれば)何でもあり」
ウディ・アレンらしさがギュッとつまった楽しい(?)映画でした。
感想をまだUPしていないのですが、主人公ボリスを演じるラリー・デヴィッドが終止ウディ・アレンとダブって見えて面白かったです。
大晦日に観るのに最高かも。


6.「ローラーガールズ・ダイアリー」

またしても本業が映画監督ではない人物の長編初監督作品。
と言っても、長年映画界に身をおいてきたドリュー・バリモア!
元気が出るガールズ・サクセスストーリーでした。
シンプルな物語ですが、エレン・ペイジやマーシャ・ゲイ・ハーデンといった上手い役者さんたちが揃っていて登場人物一人ひとりがとても魅力的で惹き付けられました。
ローラーゲームの迫力も面白かったし、試合が終わっての打ち上げで女の子たちが大騒ぎするシーンも楽しさが画面からあふれていて、バカバカしいけれど後で振り返ったときに確実に青春の1ページになるであろう輝きが感じられ、心に残っています。


7.「クレアモントホテル」

心温まる、味わい深い映画でした。
ルパート・フレンド演じるルードヴィックがあまりにも好青年で、ちょっとフェアリーテイルな気もしましたが、こういう、ある種古風な(ちょっと時代とそぐわない)感性をもった青年が、同世代の仲間からは少し浮いてしまう感じとか、同じように古風な感性をもった女の子にちゃんと出会って惹かれ合っていく様子が微笑ましい感じって、例えば小説「神様のカルテ」のイチさんとハルのように何だか独特の温かさがあって好きです。
この映画の原作小説は1960年代のロンドンが舞台ですが、多分こういう感性って時が経っても変わらないものなのかもしれない…と感じました。

これからも時々、思い出したように繰り返し観たい作品の一つです。


8.「ナイン」

ロブ・マーシャルは初監督作品の「シカゴ」も良かったのですが「ナイン」はもっと感激しました。
それぞれの役者のもっている一番良いところを濃縮したような贅沢なシズル感があふれていてオープニングからエンディング、本当に最後の最後までグッと惹き付けられました。
これも繰り返し観たい映画です。できればスクリーンで…。


9.「第9地区」

2010年、一番驚かされた作品はこれです。
ピーター・ジャクソンのプロデュースとはいえ、監督も無名、俳優も馴染みのない人たち、物語の舞台はヨハネスブルグ、予告編を観てもドキュメンタリーのようで、果たしてこれがそんなに面白い映画なのか…。
観る前に持っていた疑問はすべて吹き飛ばされてしまいました。
親子愛、夫婦愛、人間の強さ、弱さ、笑いと涙、SFとリアル…とにかくありとあらゆるものが詰まった不思議な映画でした。
インパクトの強さだけでなく、独特の余韻の残るラストに、続編「第10地区」を想像せずにはいられません。


10.「オーケストラ!」

前半のコメディドラマも味わい深いのですが、やはりラスト12分のコンチェルトシーン!
これは忘れがたい感動でした。
バイオリニストを演じたメラニー・ロランの表情に思わずもらい泣きしてしまい、本当にスタンディングオベーションをおくりたい気分でした。
すでにDVDも出ているのですが、このお正月に再上映する劇場もあるようですね。


…以上の10本でした。
ちなみに11.「17歳の肖像」、12.「ハングオーバー」、13.「ゾンビランド」、14.「トイストーリー3」…と続いております。

さて、ここまで書いて改めて振り返ると実はちょっと複雑な気分もわいてきています。
というのも、実は今年観て一番面白かった作品は、東京国際映画祭で観た「ソーシャルネットワーク」だったかもしれない…と思うからです。
この自分なりの年間ランキング、長年に渡り楽しんでいるので、年次がごちゃ混ぜにならないように、その年の1月に日本公開された作品から12月公開まで…と区切っています。
なので「ソーシャルネットワーク」は来年のチャートに入ることに。
果たして2011年、これを越える面白さの作品に出会えるか甚だ疑問…と思えるくらいに面白かったんです。
「ソーシャルネットワーク」の感想はこちら

2011年も楽しみな作品がたくさん控えています。
また来年の今日、心に残った10本について書けることを楽しみにしています。

今年も拙ブログを訪れてくださったみなさま、トラックバックをしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
そして今年からはTwitter経由で見にきてくださった方もいらっしゃるかもしれません。本当にありがとうございます。
ブログもTwitterも、ボチボチとマイペースで、根気よく続けていけたらいいな…と思っております。
どうぞみなさま、これからもよろしくお願いします。

ブログは2006年からですが、我が家のMacには2000年からの年間ランキングが残っているので、何かのおりにご紹介できたら…と思って「年間ランキング」を一つのカテゴリにしてみました。
(DVDレンタルの参考にしてくださっている方もいらっしゃるようで、そんなお声もいただくので励まされています)
お時間のあるときに過去分もよかったら覗いてみてくださいね。


最後におまけ。
今年一番のお気に入りアルバム。
ズーイー・デシャネルの素朴でキュートな歌声、すっかりハマってしまいました。
捨て曲なし。毎回アルバム通して聴いてます。

She & Him
Merge Records
¥ 1,112
(2010-03-23)

| 映画年間ランキング | 09:57 | comments(8) | trackbacks(7) |
「エクスペリメント」オスカー俳優競演の“囚人&看守実験”
JUGEMテーマ:映画
 
エイドリアン・ブロディ主演だと、どんなにグロテスクな映画でも観に行ってしまう私…。
でも、これは本当にしんどかったなぁ。
物語のモチーフは1971年にスタンフォード大で行われた行動心理の実験。
新聞広告で高収入のアルバイト(1日$1000で2週間)募集をおこない、
集められた約20名の一般男性を疑似刑務所で囚人役と看守役に分け
人間が“与えられた役”に、どのように適応していくか…という調査をおこなうもの。
結局6日目に強制終了となったこの実験の結果はいろいろなところで引用されるので知ってはいましたが、それでも鬼気迫るものがあり恐ろしかったです。

それも二人のオスカー俳優によるガチンコのなせる技。
看守役に振り分けられた“一見善人”フォレスト・ウィテガー。
胸の内に怒りを秘めた若者エイドリアン・ブロディ。
二人とも本当に上手いです。
特にフォレスト・ウィテガーが病的に権力欲にはまっていく様は怖かったなぁ…。
キリスト教原理主義者sv無神論者という描写も興味深いものがありました。
それぞれのキャラクターの表面的な行動だけでなく、信念の部分さえも表現できる実力のある俳優さんを起用したことが活かされていたと思います。

同様にこの実験をモチーフに撮られたドイツ映画「es(エス)」は未見ですが、かなり怖い展開らしいですね。
この「エクスペリメント」は、ハリウッド風に最悪のエンディングは避けられていましたが、それでも後味は決していいとは言えない…。
考えさせられることはたくさんある映画ですが、人間の弱さや醜さを「これでもか!」というほど見せつけられる作品なので、コンディションの良いときに鑑賞したほうが良いかもしれません。



| 映画 ア行 | 08:24 | comments(1) | trackbacks(0) |
「デイブレイカー」
JUGEMテーマ:映画
 
観に行こうか、かなり迷いました。
どうやらかなりグロいらしいし、
ここのところイーサン・ホークの作品には、ちょっと痛々しい感じのものが多いので(精神的な方の“痛さ”です)心が惹かれなかったのです。
ところが公開後、いろんなレビューやツイッターのTLで「面白い」というコメントが相次いで、興味がわいたのです。

結論から言うと、これはかなり面白かった。
皆さんの仰るとおり。
とにかく発想がユニークです。
今さらヴァンパイア映画で新鮮な驚きがあるとは思いもしませんでした。

一匹のコウモリが感染源となって人類のほとんどがヴァンパイア化してしまった近未来。
(作品のなかでは“パンデミック”と表現されていました。新型インフルエンザが発想の源だったのかもしれません)
人間を飼育(培養?)しているのですが、どんどん数が減ってきたため食糧難に陥っている世界です。
イーサン・ホークの役どころは、その状況を救うべく研究に没頭する血液学者。
代用血液の開発を行うため大手の製薬会社に勤めています。
この製薬会社の社長役にサム・ニール。
混乱する世界を救う鍵を握る人物にウィレム・デフォー。
強烈な個性の面々がそろっていました。

ヴァンパイアたちの生活のディテールが案外面白くて引き込まれました。
日光にあたらないための工夫とか、スタンドで売られている血液ブレンドのコーヒーとか、飢えに耐えられずヴァンパイア同士で共食い(?)をしてしまった場合の末路とか、やたらと凝った状況設定が次々に展開されて、「なるほど〜〜」と妙に納得…。
グロい描写に辟易する事もしばしばでしたが、全体としてはとても見応えある作品でした。

普通にカッコいいイーサン・ホークを久々に観た気がします。
ウィレム・デフォーのワイルドな魅力もたっぷり。(何しろ武器がクロスボウで…)
ゾンビ系のグロい描写に何とか耐えられそうだ…という方にはぜひおすすめしたい1本です。



| 映画 タ行 | 00:11 | comments(2) | trackbacks(3) |
「キス&キル」
JUGEMテーマ:映画
 
キャサリン・ハイグルは「幸せになるための27のドレス」「男と女の不都合な真実」の2作品を観て慣れてきたのか、やっと魅力が分かってきた気がします。
コメディセンスが光る表情豊かな女優さん。
対するアシュトン・カッチャーは「ベガスの恋に勝つルール」でもラブコメキングと言っても過言ではない活躍をしていました。
キャメロン・ディアスとの相性もなかなかのものでしたが、こちらでのキャサリン・ハイグルとの組み合わせもとても良い感じ。

身分を隠したCIAエージェントと天然系お嬢様のラブ&サスペンスという点で「ナイト&デイ」と状況設定が酷似していて、お嬢様の名前も“ジューン”(キャメロン・ディアス)と“ジェン”(キャサリン・ハイグル)
どうしてここまで似てるんだろう?と、少し不思議な気もしました。
とは言ってもどちらも豪華キャスティングで派手なアクションが展開される痛快ラブコメ。
同じように楽しめました。甲乙つけがたいほど。
もしも1枚だけチケットをもらって「どちらか一方をもう一回観ていいよ」と言われたら真剣に迷います…。

とにかく何も考えずに笑って驚いてうっとりできる楽しい映画。
クリスマスシーズンのエンターテインメントとして幅広くおすすめ出来る一本です!







| 映画 カ行 | 00:39 | comments(0) | trackbacks(4) |
「クレアモントホテル」
JUGEMテーマ:映画
 
岩波ホールにて鑑賞。
こういう良作をDVDスルーにせず、上映してくれたことに感謝したいです。
名優たちの演技が光る、心温まる笑いと涙あふれるステキな物語でした。

「ヴィクトリア女王 世紀の愛」でアルバート公を演じたルパート・フレンド。
先日ル・シネマで鑑賞した「わたしの可愛い人 シェリ」でも印象深かった彼を目当てに観に行ったのですが、ストーリーそのものの素晴らしさにすっかり魅了された108分でした。

映画は最愛の夫を亡くしたミセス・パルフリーがロンドンの街角にある長期滞在型ホテル「クレアモント」にやってきたところから始まります。
滞在客のほとんどは独り身の老紳士or淑女たち。
それぞれに孤独ながらも好奇心いっぱいでユーモラスな登場人物たちに、たくさん笑わされました。

あるときミセス・パルフリーがロンドンに住む孫、デズモンドのことを話したところ、全員が興味を示します。
しかしデズモンドは忙しいようで留守電にメッセージを残しても電話もかけてこないし、ホテルにも訪ねてきません。
誰も訪ねてこない言い訳が尽きて困っているミセス・パルフリー。
そんなとき、偶然に出会った作家志望の若者ルードヴィックに孫の代わりをしてくれるよう頼んだのでした。

ホテルの住人たちはミセス・パルフリーを訪ねてやってきたハンサムな若者に夢中になり、すっかり本物の孫だと信じこんでしまいます。
そんなとき、本物のデズモンドが前ぶれもなく現れて…。


ミセス・パルフリーを演じたジョーン・プロウライトはちょっと気難しそうに見えますが、とてもエレガントでキュートなおばあちゃん。
ワーズワースの詩集をいつも枕元に置いている老婦人ミセス・パルフリーを魅力溢れる人物に作り上げていました。

ガールフレンドと別れたばかりで、人間関係を築くことに自信をなくしかけていたルードヴィックはミセス・パルフリーと出会ったことで少しずつ変わっていきます。
作家(志望)としての好奇心からミセス・パルフリーや彼女をとりまくクレアモントホテルの住人たちに関心を持ち、そこから何かをつかもうとするひたむきさも良かったです。
ベテラン俳優陣に囲まれた新人ルパート・フレンドの初々しい演技は光っていました。

“Introducing Rupert Friend”…となっていたので「おや?」っと思ったのですがこの映画は2005年の作品とのこと。
「ヴィクトリア女王」も「シェリ」も2009年の作品ですから、実質的にはこちらの「クレアモントホテル」がデビュー作と言えるようです。

人生の終着点に佇む老婦人と、人生の出発点に迷う若者の、心温まる交流を描いた人情味あふれる映画でした。

ちょっと出来過ぎのフェアリーテイル感もあるのですが、
ワーズワースの詩「水仙」や
ルードヴィックが弾き語りをする美しい歌「For All We Know」
ロマンスのきっかけとなる古い映画「Brief Encounter(逢いびき)」など
印象深いエピソードや場面が多く、何度か観返したい作品です。
年末の12月に入って今年のMYベスト10に入りそうな良作に出会えて、本当に嬉しかったです。



| 映画 カ行 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」
JUGEMテーマ:映画
 
ジョン・レノンが、まだ“ビートルズのジョン・レノン”になる前のティーンネイジャーだったころの物語。
…と言っても“ビートルズ誕生秘話”という様相ではなく、ジョンの複雑な生い立ちと、それに向き合うことになる多感な成長期を中心に描いたドラマです。
ビートルズということを抜きにしても、とても見応えある映画でした。
二人の母に愛され、その愛に引き裂かれる少年が、真実と向き合ったときに出した答え…。
家族の分裂と再生に、そして思いがけずふりかかる運命の厳しさにホロリとさせられました。
そのドラマに深くからんでくるのが、他でもない“音楽”です。

ジョン・レノンを演じたアーロン・ジョンソンは1990年生まれということで、撮影当時は実際にティーンネイジャーということもあり、瑞々しい演技を見せてくれました。
実母であるジュリアと出会い、陽気な彼女のとりこになって、彼女の好きなロックンロールに次第にハマっていく…。
学校でのふるまいは不良少年っぽく、音楽やジュリアと向き合っているときにはピュアに、後のジョン・レノンを予感させる多面性を伺わせつつ、主役にふさわしい存在感で見事に演じきっていました。
このアーロン・ジョンソン、どこかで見たことある…と思ったら「ジョージアの日記」に出ていたイケメン君だったんですね〜。そう言えば「ジョージア…」でもバンド少年でした。

そしてポール・マッカートニーを演じたのがトーマス・サングスター。
「ラブアクチュアリー」でリーアム・ニーソンの息子役だったあの男の子です。
彼はアーロン・ジョンソンと同じ1990年生まれなのですが、童顔のまま背だけが伸びた感じで何だかアンバランスな気がしなくもないような…。(でも某ラジオ番組でおすぎさんは二人の出会いのシーンを絶賛してたなぁ…。)
二人とも歌が上手いので音楽シーンはどの場面も見ていても楽しかったです。

過酷な運命に打ちのめされたジョンを支えたのは音楽とバンド仲間と母親の愛情でした。
このメンバーが後のビートルズになっていく…ということはすっかり忘れて、ただ感動してこの「ノーウェアボーイ」のクライマックスとしてのファーストレコーディングシーンを眺めていました。

主演のアーロン・ジョンソンが、この作品の監督サム・テイラー=ウッドと結婚、1児の父となったことでも話題ですが(年齢差23歳!ジョンとヨーコどころではないですね)
ドラマとして、音楽映画として、また、これからが期待できる若手俳優たちの活躍…と、たくさんの見どころがある青春映画でした。
ビートルズに興味がある・ないに関わらず、ぜひ多くの人に観てほしい作品です。







| 映画 ナ行 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(1) |
「わたしの可愛い人 シェリ」
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ヘレン・ミレンの「クィーン」
ジュディ・ディンチの「ヘンダーソン夫人の贈り物」
スティーブン・フリアーズ監督は熟年女優を品よく、そして艶っぽく描き出すのが上手いです。

今回はミシェル・ファイファー。
40代後半の高級娼婦レア。
物語の舞台はベル・エポックのパリ。豪華絢爛。
衣装やインテリアの美しさには見とれるばかり…。
レアの衣装を眺めているだけでも、かなり満足してしまうほどでした。

ロマンスの相手は19歳のシェリ(愛称)
演じるのはルパート・フレンド。
昨年「ビクトリア 世紀の愛」でエリザベス女王の理想的な夫アルバート公を演じていたのが記憶に新しい俳優さんですが、本作では高級娼婦の母にスポイルされて育った放蕩息子を見事に熱演。
その母親役がキャシー・ベイツと、これまたものすごいキャスティング…。

このミシェル・ファイファーとキャシー・ベイツのやりとりは凄まじいものがありました。
当時の高級娼婦は地位も名声もあり、お金もありあまるほどですが、一般社会の人との交流はなく、同業者同士だけがライバルでもあり数少ない友人でもある…という狭い社会を築いていたそうです。
この二人も心底お互いを嫌っていながら無視はできず、表面上は取り繕いつつ内面では火花を散らして弱みを握られまいとする…そんな複雑な関係をベテラン女優ならではの演技で見せてくれました。
原作は「ジジ」で有名なコレットによる小説「シェリー」です。

ヨーロッパが第一次世界大戦に突入する前の、最後の華やかな時代。
親子ほど歳の離れた二人の、ひととき輝いて散っていく花火のような儚いラヴストーリーでした。



| 映画 ワ行 | 23:30 | comments(0) | trackbacks(1) |
「マザーウォーター」
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「かもめ食堂」「めがね」「プール」
一連の流れを汲む suurkiitos らしい作品でした。
良い意味でも、悪い意味でも変わってない。
シンプルでミニマム。
申し訳ない気がしますが、正直に言うと、ちょっと飽きてきました。
一番楽しみだったのは飯島奈美さんのコーディネートする食べ物のシーンだったりします。

“ここではないどこか”で生活をリセットする。
今流行の“断・捨・離”にも通じるところがありそうですが、
こういう願望って確かにあると思います。
(特に女子には…)
でも、そのリセットされた生活感のない生活風景の描写に、新たな俳優さんが加わったことによるコマーシャリズムが鼻について、ちょっと嫌な感じがしました。
そして今回の“疑似家族”にはポプラちゃんという赤ちゃんが加わっていて、その子を軸に話が展開しているのですが、このポプラちゃんがまるでペットに見えてしまってしかたありませんでした。
(見方はそれぞれで「そうは見えなかった」という人もいると思います)

良かった点ももちろんあります。
小林聡美演じるセツコさんの営む“ウイスキーしかおいていないバー”
毎回決まった手順、決まった手つきで水割りを作るセツコさんのしぐさと
音楽さえも流れていないシンプルな、まるで茶室のようなバー。
実際にああいう場所で自分だったらくつろげるか?という問題はさておき、あの空間には一種の様式美を感じました。
(タカコさんの珈琲店も同様でした)

音楽も必要最低限ですが、それがかえって印象に残ります。
必要なシーンに必要な分だけ、でもこれ以上ないくらいに適切な音が聞こえてくる。
これは長年積み上げたチームならではの仕事。

本当に静かな映画で、後ろの方の席にいた年配のご夫婦であろう観客がささやきあう声が丸聞こえ状態でした。
でも不愉快な感じではなく、なんだかこの映画のアトモスフィアの一部と化していました。
というのも、お二人のささやきがこんな感じだったからです。

ポプラちゃんの可愛い表情が映ったときに
奥さんが「あらま〜」とつぶやいたり
銭湯のシーンで旦那さんが「あすもあります」なんて読み上げたり…

極めつけは、もたいまさこの食卓のシーンで奥さんがひとこと
「しあわせよね〜…」

場内にいた多くのひとが共感したつぶやきだったのでは?

| 映画 マ行 | 10:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
「遠距離恋愛 彼女の決断」
ロマンティックコメディは大好きです。
これまでもたくさんのロマコメを観てきたなかで
自分なりに考える「面白いロマコメの条件」というものがいくつかあります。

1.主人公二人の相性が良いこと

2.脇役がユニークで温かみがあること

3.サウンドトラックが良いこと

その他にもあるかもしれませんが、自分としては絶対にはずせない条件を上げると、この3つです。 

ドリュー・バリモア作品で言えば3年前にヒュー・グラントと組んだ「ラブソングができるまで」は、この条件にピッタリ。傑作ロマコメだと思います。
そのヒュー・グラントが去年サラ・ジェシカ・パーカーと組んだ「噂のモーガン夫妻」はハズレ。条件2しか満たしていませんでした。

…前置きが長くなってしまいましたが、この「遠距離恋愛 彼女の決断」は条件どおり。
とても面白いロマコメでした!

まず、主人公の二人ドリュー・バリモアとジャスティン・ロングは2年前くらいから実際にも恋人同士。これ以上息の合った演技は望めないと思うくらいに自然でした。

そして状況設定がNYとサンフランシスコの遠距離恋愛なので、二人を囲む人間関係も重要なポイント。
ジャスティン・ロング演じるギャレットはNYで男友達に囲まれ、ドリュー・バリモア演じるエリンはサンフランシスコで姉夫婦ファミリーに囲まれ、それぞれに二人の人生のこれからや恋の行方を気にしている人たちに見守られています。

また、ギャレットが音楽業界で仕事をしている設定もあり音楽もストーリーに絡んでいました。二人が意気投合するきっかけも音楽や映画の趣味のトリビアルな偶然の一致ということもあり、映画ネタで笑えるシーンもたくさんありました。

いろんな意味で楽しめるロマコメでした。
状況設定に凝りすぎて、セリフに作り過ぎの感があるロマコメが増えているなか、とても自然なやりとりが、かえってドラマを面白くしていたのもポイントが高かったです。
監督のナネット・バーンスタイン。
どこかで聞いた名前だと思ったらドキュメンタリー出身で「アメリカン・ティーン」を撮った監督さんだったんですね。
どうりでリアリティがあると思いました。
プロデューサーに「ヘアスプレー」のアダム・シャンクマン。
ユニークなキャラクターたちによる、幸せ感あふれる作品が得意なスタッフによるステキなロマコメ。
また一本お気に入りが増えました!





| 映画 ア行 | 15:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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