CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
The Quotable Walt Disney
The Quotable Walt Disney (JUGEMレビュー »)
Dave Smith,Walt Disney
英語版です。私はオーランドで買ってきました。
RECOMMEND
ウォルト・ディズニー 夢をかなえる100の言葉
ウォルト・ディズニー 夢をかなえる100の言葉 (JUGEMレビュー »)
ウォルト・ディズニー
こちらもオススメ!
RECOMMEND
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
福岡ハカセの「ルリボシカミキリの青」
福岡 伸一
文藝春秋
¥ 1,200
(2010-04-23)

 
JUGEMテーマ:読書

3年前に「生物と無生物のあいだ」を読んで以来、すっかりファンになってしまった福岡ハカセの新刊。
今回もまた、読み終わるのがもったいない…と思うくらい面白かったです。

「生物と無生物のあいだ」を読んだとき、その中身の面白さもさることながら、プロローグとエピローグの文章があまりにも美しく胸を打つ内容だったので、それ以降も書店で“福岡伸一”という著者名を見つけたら必ず即購入、という行動パターンをとっています。

この「ルリボシカミキリの青」は2008年の5月から週刊文春で連載している「福岡ハカセのパラレルターン・パラドクス」の70回分を収録、まとめた本。
毎週決まった量の文章をこれほどのクオリティで書き続けるなんて…それだけでも尊敬です。
しかも、どの章も、どのテーマも面白いです。
2年数ヶ月分の連載を一日で読んでしまうなんて、軽く罪悪感を覚えてしまうほど、一つひとつのテーマが素晴らしい…。

タイトルになっている「ルリボシカミキリの青」という文章のキラキラ感は読み終わってもその余韻が消えません。あまりにステキだったのでちょっと長めに引用させていただきます。


“あきるほど図鑑で眺め、ずっと恋い焦がれた。一度でいいから実物がみたい。何日も、何シーズンも、野山をさまよった。しかしこの小さなカミキリムシを採集することはできなかった。
 ある年の夏の終わり、楢の倒木の横を通り過ぎたとき、目の隅に何かがとまった。音をたてないようゆっくりと向きをかえた。朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。嘘だと思えた。しかしその青は息が止まるほど美しかった。しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。それは福岡ハカセがハカセになるまえの、まぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。こんな青さがなぜこの世界に存在しているのだろう。”


少年時代の福岡ハカセにシンクロして息が止まるような文章でした。
でも、実際には虫が大の苦手な私なので、ルリボシカミキリがいたら逃げ出してしまうでしょう(笑)
本を通じて自分には出来ない体験をするのもまた一興。
福岡ハカセに感謝です。


| 読書 | 00:01 | comments(8) | trackbacks(3) |
本屋大賞2010受賞作「天地明察」を読みました
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,890
(2009-12-01)

 書店員さんたちが売りたい本、という視点が良いな…と思い、第一回の2004年以来、毎年楽しみにしています。
今年はUstreamでLIVE中継があったので、初めて授賞式そのものの雰囲気をリアルタイムに見ることができ、嬉しかったです。

今回のノミネート作品は10冊中4冊読んでいました。
個人的に一番気に入っていた「神様のカルテ」は2位。
この作品もさぞ面白いことだろう…とさっそく本屋さんへ!

ものすごいボリュームで平積みされていた本書。
帯にも「2010年本屋大賞受賞!」とありました。
この賞をきっかけに売りたい、という一大プロモーションですね。
実際にはどれぐらい前に決まっているんでしょう…??
増刷、新帯、様々なスケジューリング…いろいろと大変そうです。

さて、感想は…というと、
さすが全国の書店員さんから「売りたいっ!!」と思われるだけあります。
面白かった〜〜!
最近の面白い本はライトノベルとのボーダーラインすれすれのところにある感じです。
マンガ的というか…とにかくキャラクターがいきいきとしていて、映像が鮮やかに浮かびます。
時代小説はあまり読まない方ですが、本作はまったく違和感なく一気に読みました。

江戸時代、日本独自の暦を編纂することに生涯をかけた渋川春海という人物が主人公。
天体の観察と算術…コンピューターも無かった時代に気の遠くなるような仕事です。
23歳から45歳にかけての22年に渡るその失敗と挫折のくり返しを
「幸福だった」
という1行から始める約470頁の大作。
そして、最後の2行で泣きました。

これまでの本屋大賞関連作品の流れからすると、おそらく数年後には映画化の可能性もあることでしょう。
魅力的な登場人物ばかりなので、キャスティングが楽しみです。
(私としては春海役に堺雅人さんを推したいです!)




| 読書 | 06:41 | comments(0) | trackbacks(1) |
「食べて、祈って、恋をして」ー女が直面するあらゆることの探求の書ー
JUGEMテーマ:読書
ジュリア・ロバーツ主演の新作映画の予告編を観ました。
「Eat Pray Love」
イタリア、インド、バリ島を舞台に
美食、スピリチュアル、恋を味わい尽くす女性作家の物語らしい。
なにやら面白そう…。

と、思ったところ既に訳本が出ていたので読んでみました。
(ランダムハウス講談社。さすがです)

ニューヨークに住む30代の女性作家が、泥沼離婚、そして年下の恋人との破局の末、ボロボロの心と体を抱えて旅に出るところから物語が始まりました。
離婚で傷ついた心と、若い恋人への未練、まるで煩悩の塊です。
心理状態をかなり赤裸々に描いていて、リアルといえばリアルなのですが、年下の恋人への未練タラタラの描写はちょっとあきれてしまうほど。(よ〜く分かる…という人もいると思います。もちろん)
この恋人をジェームス・フランコが演じるというのは楽しみではありますが(笑)

読み物としてはインド編あたりからグッと面白くなっていきます。
個人的にはこのパートが一番好きかも。
ニューヨーカーだったころから実践していたヨーガと瞑想を本格的に修行するため、縁のあったアシュラムに4ヶ月ほど滞在します。
このパートには“テキサスのリチャード”というユニークなおじさんが登場します。
このリチャードと主人公リズのやりとりが良いんです。
往生際の悪いリズを、あっけらかんとした態度で一刀両断するリチャードの言葉が実に愉快でした。
この役は、なんと名優リチャード・ジェンキンスが演じるそうです!

そして最終目的地のバリ島ではヒーラーのおじいさんの助手(?)になったり、縁あって友達になったメディスンマンの女性とその家族を支援したり、様々な出会いを重ねていきます。
そしてついに新しい恋人となる男性と出会います。
バリ在住のブラジル人実業家フェリペという年上の男性です。
予告編を観て、もしや…!?と思っていたら、やはりハビエル・バルデムでした!

ジュリア・ロバーツ主演ということなので、間違いなく日本公開されるはず。
リズの友人役でヴァイオラ・デービスも出演しています。
名優ぞろいのキャスティングに期待が高まります。

〈追記〉映画の感想はこちら


“Eat, Pray, Love”予告編
| 読書 | 22:51 | comments(2) | trackbacks(2) |
「スラムドック$ミリオネア」原作本「ぼくと1ルピーの神様」

ヴィカス・スワラップ
ランダムハウス講談社
¥ 1,995
(2006-09-14)
JUGEMテーマ:映画
今年のアカデミー賞のノミネートが発表されました。
ゴールデングローブ賞でも作品賞、監督賞を受賞した
「スラムドック$ミリオネア」が10部門ノミネート…
やはり、こちらでも強烈な存在感でした。

日本での公開は春。
アカデミー賞受賞作品として公開を向かえるのでしょうか…。

評判の原作本を読んでみました。

面白いです。
途中でやめられず、一気に読んでしまいました。
ラスト、感動!!!

ルイス・サッカーの「穴」を読んだときに似たグルーヴ感で
“ページ・ターナー”というのは、こういう本だ、と思わせる力強い一冊。

真っすぐな心を持った、知恵と勇気ある少年が主人公なので
“ジュブナイル小説”のカテゴリに入れたいところですが、
ムンバイのスラムが舞台ということで、犯罪や暴力の描写がややきつく
残念ながら“一般向け”とするしかなさそう。

ひとつひとつのエピソードの面白さはもちろん
人物たちの運命の不思議、
友情、恋、生き抜く知恵、悲しみ、憤り、そして幸せ
あらゆる要素が詰め込まれたエンターテイメント性あふれる物語でした。

読んでから観る、
観てから読む、
きっとどちらでも楽しめると思います。
| 読書 | 23:11 | comments(0) | trackbacks(1) |
「ビッグ・イシュー」5周年記念イベントに行って来ました
<div class="jugem_theme">JUGEMテーマ:<a href="http://jugem.jp/theme/c138/29/" target="_blank">読書</a></div>

The Big Issue 創刊100号&5周年記念
「若者と日本社会の未来を考える」
というイベントに行って来ました。

3部構成で
第1部は茂木健一郎さんの記念講演
「ビッグイシューと社会」
第2部は休憩時間を利用しての
「ビッグイシュー基金の皆さんによる活動報告」
第3部は対談でテーマは
「若者を包摂できる社会を語る」
香山リカさん、大津和夫さん、司会はビッグイシュー日本代表の佐野章二さん

明治大学リバティホールにて13:45〜17:30の長いイベントでした。
(本当は17:00終了予定でしたが延長して)
すべての内容が興味深く、参加出来て本当に良かった…と思える素晴らしい会でした。



茂木さんのお話を生で聴くのは初めてでしたが、
とても面白くて分かりやすくて、しかも考えさせられる内容で引きつけられました。
もっともっと聴いていたい内容でした。
ビッグイシューが生まれたころのUKに滞在していたこともあり
(ケンブリッジに行っていた頃)
様々な実体験をもとにお話されるエピソードの数々はどれも興味深く
また、共感出来る部分も多くありました。

目下のテーマである“偶有性”のお話は自分自身もこれからじっくり考えたい内容です。
今、私は私であるけれど、他者でもありえた、
偶然と必然の合間にある、この微妙な感覚を突き詰めて行くと
何やら「とても大切なこと」に行き着きそうな気がします。

ただし、あまり壮大な考えに溺れないように…
“Think Global, Act  Local.”
人類を救うことを考えるのも大切だけれど、
抽象的な思考ばかりして絶望に向かうより
今、目の前にある実際に手を付けられるものに集中して
小さな具体的な成功体験でドーパミンをどんどん分泌して
継続して行こうよ、というメッセージとして受取りました。

第3部の対談は司会の佐野さんのお話も含めて
今の社会の中で本当に重要なイシューである「若者」についてのそれぞれの論者の考察が大変興味深く、とても他人事と思えない切実な問題として胸に迫るものがありました。
客席から茂木さんも飛び入り参加のような形で発言されたりして、とても豪華な対談だったと思います。

香山リカさんは著書を読む限りでは、もう少し軽い感じの方かと想像していましたが、とても誠実さが伝わってくる話し方で、質疑応答への受け答えがとても素晴らしく、ファンになってしまいました。

大津和夫さんのことはビッグイシュー最新号で知ったばかりで、
あまりよく存じ上げなかったのですが、
著書「置き去り社会の孤独」を読んでみたいと思いました。

会の最後にはThe Big Issue UK代表からの祝辞もあり
貴重なお話も伺えました。
 The Big Issueの販売を通して社会とのつながりを取り戻していったベンダーさん(販売員さん)のエピソードに感動しました。

The Big Issueという雑誌は、その社会的意義はもちろんですが
情報誌としても、とても優れた雑誌だと思っています。
他の雑誌では読む事ができない記事ばかりだし、
毎号とても考えさせられる内容で300円という価値は十分にあると思います。

ちなみに最新号である102号は表紙がクリント・イーストウッドとアンジェリーナ・ジョリーの2ショット。
巻頭のスペシャルインタビューはアンジェリーナ・ジョリー。
特集記事の「日本。若者を包摂出来る社会へ」は本田由紀さんのインタビューと大津和夫さんが面白かったです。
街角で見かけたらぜひ!
| 読書 | 22:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
| 1/16PAGES | >>