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【年間ランキング】2011年 心に残った映画

JUGEMテーマ:映画
  この一年、個々の映画の感想エントリはお休みしていましたが、
このテーマだけはアップします。読んでくださっている方に感謝です。

2011年、本当にいろいろありましたが、劇場で鑑賞した作品は172本。
そのうち44本は「午前十時の映画祭」
鑑賞のペースはほぼ2010年と一緒です。
我が街、浦安は3.11の震災で首都圏の中では最もひどくダメージを受け、
私自身も主に仕事の関連でその影響を被りましたが、
精神的にも“日常のペース”を保つのに一番支えとなってくれたのが映画でした。

鑑賞中、余震のため上映が一時中断という体験もしました。
震災直後は様々な方面で“自粛ムード”が世の中を染めつつありましたが、
「こんな時だからこそ、良い映画が観たい!」という気持ちの方が強かったので、例年通りのペースで劇場へ出かけていました。
それに応えてくれるかのように、今年は本当にたくさんの素晴らしい作品に出会えました。

その中で特に心に残っている10本を例年通りピックアップしていきます。

1. 「ソーシャルネットワーク」

今年1月に観た作品ですが、ジェシー・アイゼンバーグの演技は今思い出しても印象鮮やかです。やはりトップはこの作品を持ってくることにしました。

友情、野心、嫉妬、プライド、…様々な感情が渦巻く青春群像劇を、
グローバリズム、階層化社会といった現代ならではの視点を交え、濃厚なドラマに仕立て上げた監督・脚本チームに拍手を送りたいです。

また、これからのハリウッドを支えて行くであろう若手俳優陣の競演にも拍手!
彼にしかできなかったと言える熱演だったジェシー・アイゼンバーグだけでなく、
エドゥアルド・サベリンを演じたアンドリュー・ガーフィールドは「アメイジング・スパイダーマン」で主役に抜擢され、
双子のウィンクルボスを演じたアーミー・ハマーはイーストウッド監督作「J・エドガー」でディカプリオのパートナー役に挑み、
エリカを演じたルーニー・マーラは「ドラゴンタトゥーの女」でリスベット役に挑みます。
2012年にも大活躍が期待される面々ばかり。
そして、ショーン・パーカーを演じたジャスティン・ティンバーレイクは、この作品がきっかけで、その存在を見直しました。
“元アイドル”…というイメージしかなく、こんなに良い俳優さんだとは知らなかったのです。
この作品で見せてくれた華のあるオーラと、否が応でも目を引く存在感に驚かされました。
以来すっかり注目俳優です。
その後観た「ステイ・フレンズ」では共演のミラ・クニスと息の合った演技で楽しませてくれました。
2012年の「タイム」も楽しみにしています。

ということで、今年を代表する一本に、まずこの作品を挙げておきます。




2. 「ミッション:8ミニッツ」

元々タイムパラドックスものが好きなこともあり、この作品には完全にノックアウトされました。
一作目「月に囚われた男」で初監督作品とは思えない素晴らしい才能を見せてくれたダンカン・ジョーンズ監督の二作目ということで期待も高かったのですが、その期待を軽く上回るほどの面白さでした。

シカゴで起こった列車爆破テロ、その爆発までの最後の8分を延々と体験することで犯人を突き止めて行くという奇想天外のシチュエーション設定。
主演のジェイク・ギレンホールと相手役のミシェル・モナハンの相性も良く、ラストにはとても感動させられました。

これが人生の最後の1分だとしたら、その瞬間をどんな時にしたい?
とても深いテーマを隠したサスペンス・アクションでした。
結末を知った上でもう一度観たいと思い、劇場に二度足を運んだ作品でもあります。
DVDが出たら、またじっくり見直したいです。




3. 「トゥルー・グリット」

震災後、一番最初に観に行った映画です。(3月19日でした)
待ちに待ったコーエン兄弟の新作、そして大好きなマット・デイモンも出ている。
まだ自粛ムードで街も閑散としていましたが、思い切って観に行って本当に良かったと思えた作品でした。

亡き父親の復讐を果たす一人の少女の物語。
敵役にジョシュ・ブローリン、
少女を助ける大酒飲みの保安官にジェフ・ブリッジズ、
プライド高きテキサスレンジャーにマット・デイモン、
名優三人に囲まれても、一歩も引けをとらず輝いていた少女役のヘイリー・スタインフェルドのまっすぐな演技に圧倒されました。

少女のひたむきさ、純粋さ、そして勇敢さが周りの一癖も二癖もある大人たちの心を動かし、共に悪に立ち向かったその絆は一生消えない…。
復讐劇ですから決してきれいごとばかりではありませんでしたが、観終わった後、心に静かに力が湧いてくる映画でした。

いろんな意味で思い出深い一本となりました。




4. 「エリックを探して」

2010年の暮れに公開された作品ですが、今年に入ってから観に行きました。
イギリス映画独特の優しさ、面白さがギュッと詰まった一本。
「ブラス!」(1996年)などにも通じるところがあったと思います。

主人公はマンチェスターに住む郵便局員エリック。
離婚した妻とも、一緒に暮らす息子たちともコミュニケーションが上手くいかず、精神的に追いつめられて行く中で、大ファンであるサッカー選手エリック・カントナの幻(?)に出会い、彼に導かれて自信を取り戻していく物語。
名前が同じ“エリック”ということで、自分自身の中にある、見失ってしまった部分を探す心の旅と捉えてもいいと思います。
このエリック・カントナとの対話部分もとても面白かったのですが、
主人公エリックを取り巻く職場や近所の仲間たちが、それぞれに良い味を出していて、そちらも楽しかったです。

クライマックスのあっと驚く展開に、大爆笑しながらも涙がこぼれ、観終わった後はとても元気になれる…そんな素敵な映画でした。





5. 「宇宙人ポール」

イギリスもののコメディ作品が続きます。
こちらは大好きなサイモン・ペッグ&ニック・フロストのコンビ。
9月に浅草で開催された下町コメディ映画祭で観ましたが、
あまりにも面白かったので、今月全国公開されたところでもう一度観ました。
何度でも観たい面白さです。

映画への愛がギュッと詰まったストーリー展開に笑って、泣いて、大満足の104分。
今年は10月に午前十時の映画祭で、久しぶりに「E.T.」を観たのですが、懐かしいSF超大作に感動しつつも、この「ポール」を思い出してちょっと笑ったりもしました。




6. 「ヒアアフター」

クリント・イーストウッド監督作品としては異色と言えるのではないでしょうか?
タイトルの“ヒアアフター”には“来世”や“死後の世界”というニュアンスがあるようで、
そのとおり、マット・デイモン演じる主人公ジョージは霊能者という設定でした。
とても不思議な物語…。
アメリカ、フランス、イギリス、それぞれに進行する3つのエピソードが絡み合い、一つのロマンティックなラストに向けて編み上げられて行く展開に感動しました。

そして、この作品はもう一つ、2011年という年と絡んで印象に残ることにもなりました。
日本で公開されたのは2月19日。
フランスパートの主人公であるジャーナリストのマリーが休暇で訪れた東南アジアのリゾート地で津波に巻き込まれ臨死体験をする、というエピソードが含まれているため、
震災への配慮ということでロードショーは3月14日で打ち切られてしまいました。
私は公開日に観に行っていたので、劇場で鑑賞できましたが、残念ながら見逃してしまった方も多かったと思います。
津波のシーンはとても迫力があったので、震災直後のTV報道などで繰り返し津波の映像を見せられた人々には確かにキツかったかもしれません。
またいつか将来、何かの機会で上映されると良いなぁ…と思います。

また、イーストウッド監督とワーナーブラザーズはこの作品の映像ソフトによって得られた収益の一部を義援金として寄せることを早々と発表し(全米でのソフト発売は3月15日でした)そのニュースに勇気づけられたことを思い出します。




7. 「ラブ・アゲイン」

安直な邦題にトホホ…、でも素晴らしい作品でした。
アメリカでの評判がこの種のコメディにしてはあまりにも高かったので、何かあるに違いないと思っていましたが、ホントにやられました。
スティーブ・カレルお得意のドタバタコメディかと思いきや、そのドタバタの後にやってくるドラマと、巧妙に張られた伏線が回収されて行く面白さにビックリ。

今、若手の女優さんの中で一番注目しているエマ・ストーンが、ライアン・ゴズリングとの相性も良く、とても輝いていたのが印象的でした。
エマ・ストーンは2012年も「ザ・ヘルプ」や「アメイジング・スパイダーマン」などの活躍が楽しみです。




8. 「永遠の僕たち」

主演のヘンリー・ホッパーとミア・ワシコウスカ、
二人が並んでいるだけで美しく、どの場面もため息が出るようなシーンの連続でした。

両親を交通事故で亡くし、自らもその事故のため3ヶ月間生死の境をさまよった少年イーノック。
難病のため余命3ヶ月と宣告された少女アナベル。
葬儀場で偶然出会った二人の、短く、そして永遠と思える3ヶ月を描いた物語。

ガス・ヴァン・サント監督は秋の風景を撮るのがとても上手いなぁ…としみじみ思いました。
「グッド・ウィル・ハンティング」では東海岸の秋。
そしてこの「永遠の僕たち」では西海岸の秋。
紅葉やひんやりと澄んだ空気が二人を包み、やがて冬へと変わって行く季節の中で、二人で春をむかえることができない切なさに胸がつまって涙が止まりませんでした。

でも悲しいだけではなく、そこに温かさが残ったのもこの映画の魅力の一つ。
事故の後、すっかり心を閉ざしてしまったイーノックが唯一心を開く友人(幽霊)を演じた加瀬亮の存在も大きかったです。
第二次世界大戦時の特攻隊員という設定でしたが、死者へ敬意を払うことの意味を考えさせる重要な役を見事に演じていました。




9. 「ラビット・ホール」

こちらも“死”が主題の作品ですが、観終わった後、少し温かい気持ちになる点で「永遠の僕たち」とも共通するところがありました。

交通事故で子どもを亡くした夫婦が、その悲しみを乗り越えるまでの物語。
正確に言おうとすると“乗り越える”という表現は少し違う気がしますが…。

悲しい出来事に直面したとき、その悲しみをどうやって受け入れ、乗り越えるかは人によって様々です。
怒りの向かう方向、何によって癒され、慰めを得るかも人によって違います。
たとえ夫婦であっても、親子であってもそれは共有できない…。

この作品ではニコール・キッドマンとアーロン・エッカートの夫婦、
そしてニコールの母親役のダイアン・ウィーストがそれぞれに悲しみとともに寄り添い、その悲しみとともに生きて行こうとする姿が描かれています。

私はこのニコールの心の動きにとても共感するところがありました。
子どもを亡くした親たちの集いに参加することで慰めを得る夫と違って、むしろその集会に怒りを覚えてしまう彼女が、何によって慰めを得るのか、
その意外な展開に驚きましたが、不思議ととても納得できました。
彼女はその交通事故を起こした車を運転していた少年と対話を重ねることで悲しみを乗り越えて行くのです。

難しい役だったと思いますが、ニコール・キッドマンの演技は素晴らしかったです。
辛いテーマの作品でしたが考えさせられることも多く、満足度の高い映画でした。





10. 「M:I ゴーストプロトコル」

最近の007シリーズやM:Iシリーズは、何だか真剣すぎて“スパイもの”としての面白さ、というものから段々かけ離れていっているような気がしていました。
“スパイもの”の面白さは、たとえ現実離れしていようとも、もっとスタイリッシュだったり、もっと面白いガジェットがたくさん出てきたり…要するに“マンガみたい”な方が良いと思い始めていたところにこの作品!!!
「ミスター・インクレディブル」や「レミーの美味しいレストラン」を手掛けてきたピクサー出身の監督が、遂にやってくれた!という感じです。

トム・クルーズも、やっとスターらしい存在感を取り戻した感があり、どの場面も本当に格好良かったですが、最大の見せ場であるブルジュ・ハリファのシーンは圧巻でした。
また脇を固めるメンバーのコンビネーションも素晴らしかったです。
サイモン・ペッグは美味しいところを持って行ってくれました。
そしてジェレミー・レナーも良かったです。グッドガイ、バッドガイ両方演じることができるレナーならではの好演だったと思います。

こういう主演チームのアンサンブルが素晴らしい映画というのは何度でも観たくなるもの。
この作品も劇場公開されているうちにもう一回観たいです。



…というわけで10本を挙げてみました。
この後、11. 「50/50」 12. 「スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団」 13. 「ゴーストライター」 14. 「英国王のスピーチ」…と続いて行くのですが、本当にどの作品もそれぞれに面白くて甲乙つけ難かったのが正直なところ。

2012年もたくさんの素晴らしい作品と出会えると良いですね。
どうぞ皆様、良い年をお迎えください。

読んでくださって本当にありがとうございました。



| 映画年間ランキング | 01:11 | comments(2) | trackbacks(2) |
【年間ランキング】2010年 心に残った映画
JUGEMテーマ:映画
 大晦日恒例のこの記事を今年もアップします。
今年劇場で観た映画は延べ170本。
多いな…と思いますが、そのうちの38本は「午前十時の映画祭」
その他イベント系で観た映画と、ドキュメンタリー作品を除くと121本。
ほぼ例年並みでした。
自分なりにランキングづけした中のTOP10を紹介します。

1.「インセプション」

これは完全にツボでした。
普段から興味をもっている“夢”や“意識”がテーマだったことと、
無重力アクションの面白さ、歪んで行く街並の描写など印象深いシーンが多かったこともあって、2回観に行きました。
それでもまた機会があったら劇場サイズで鑑賞してみたいと思わせてくれる魅力がありました。
「メメント」や「インソムニア」でノーラン監督が手掛けてきた世界が、ここに極まったという感じもしますが、今後にも期待しています。


2.「(500)日のサマー」

奇しくもジョセフ・ゴードン=レヴィットの出演作品が続きました。
「インセプション」でも大活躍でしたが、こちらでは主役でした。
この作品は2010年の一番最初に観た作品でした。
もともとラヴストーリーは好きなジャンルなのですが、これだけ恋愛映画がたくさん作られている中で、今になってこんなに新鮮な作品が登場しようとは…!
かなり衝撃的で、その余韻は約1年経とうとしている今日でも新鮮です。
ランキングを考えながらサウンドトラックを聴き返してみましたが、やっぱり良い!
数多くのミュージックビデオを手掛けてきたマーク・ウェブ監督ならではの音楽の取り入れ方も素晴らしかったです♪

ちなみに、まったく余談ですが、今年一番聴いたCDはヒロイン、サマーを演じたズーイー・デシャネルのユニット“She & Him”のアルバムでした。


3.「シングルマン」

本業はデザイナーであるトム・フォード監督。
どのシーンも計算し尽くされた独特の美しさが感じられて見入ってしまいました。
そしてコリン・ファースは長いキャリアの中でも最高の演技だったと思います。
本国イギリスで現在公開中の「英国王のスピーチ」も評判が高く、来年こそはオスカーを手にするのではないかとドキドキしています。

マーク・ウェブとトム・フォード。
長編映画の監督に初めてチャレンジしたお二人の作品が続きましたが、ともに長年温めてきた企画でもあり“自分の撮りたいもの”がはっきりしていたのだと思います。
独特のスタイルが貫かれていて新鮮でした。


4.「グリーンゾーン」

2010年は“ウィキリークス”や“尖閣ビデオ”の問題など“情報”と“知る権利”についていろいろと考えさせられることが続きました。
大量破壊兵器を探し続ける特殊部隊。
さまざまな情報に翻弄され、現地の民間人を巻き込み、泥沼化していく戦いの中で正義を貫こうとするミラー隊長をマット・デイモンが熱演していました。

そういえば今年はサンデル教授の影響もあり、その“正義”とは何なのかを考えさせられた年でもありました。


5.「人生万歳!」

2位の「(500)日のサマー」は、今年最初に観た映画でしたが、この「人生万歳!」は今年最後に観た映画。そして長年たくさん楽しませていただいた恵比寿ガーデンシネマで最後に観た映画でもあります。
最初と最後にこんなにステキな映画と出会えて、2010年は全体的に見れば映画の当たり年とは言えないけれど、個人的には良い年だったと言えそうです。

ここのところ立て続けにヨーロッパで作品を撮り続けていたウディ・アレン監督が久しぶりにホーム(NY)で撮った、監督作品40本目にあたる映画。
原題は「Whatever Works」
「(それで上手くいくのであれば)何でもあり」
ウディ・アレンらしさがギュッとつまった楽しい(?)映画でした。
感想をまだUPしていないのですが、主人公ボリスを演じるラリー・デヴィッドが終止ウディ・アレンとダブって見えて面白かったです。
大晦日に観るのに最高かも。


6.「ローラーガールズ・ダイアリー」

またしても本業が映画監督ではない人物の長編初監督作品。
と言っても、長年映画界に身をおいてきたドリュー・バリモア!
元気が出るガールズ・サクセスストーリーでした。
シンプルな物語ですが、エレン・ペイジやマーシャ・ゲイ・ハーデンといった上手い役者さんたちが揃っていて登場人物一人ひとりがとても魅力的で惹き付けられました。
ローラーゲームの迫力も面白かったし、試合が終わっての打ち上げで女の子たちが大騒ぎするシーンも楽しさが画面からあふれていて、バカバカしいけれど後で振り返ったときに確実に青春の1ページになるであろう輝きが感じられ、心に残っています。


7.「クレアモントホテル」

心温まる、味わい深い映画でした。
ルパート・フレンド演じるルードヴィックがあまりにも好青年で、ちょっとフェアリーテイルな気もしましたが、こういう、ある種古風な(ちょっと時代とそぐわない)感性をもった青年が、同世代の仲間からは少し浮いてしまう感じとか、同じように古風な感性をもった女の子にちゃんと出会って惹かれ合っていく様子が微笑ましい感じって、例えば小説「神様のカルテ」のイチさんとハルのように何だか独特の温かさがあって好きです。
この映画の原作小説は1960年代のロンドンが舞台ですが、多分こういう感性って時が経っても変わらないものなのかもしれない…と感じました。

これからも時々、思い出したように繰り返し観たい作品の一つです。


8.「ナイン」

ロブ・マーシャルは初監督作品の「シカゴ」も良かったのですが「ナイン」はもっと感激しました。
それぞれの役者のもっている一番良いところを濃縮したような贅沢なシズル感があふれていてオープニングからエンディング、本当に最後の最後までグッと惹き付けられました。
これも繰り返し観たい映画です。できればスクリーンで…。


9.「第9地区」

2010年、一番驚かされた作品はこれです。
ピーター・ジャクソンのプロデュースとはいえ、監督も無名、俳優も馴染みのない人たち、物語の舞台はヨハネスブルグ、予告編を観てもドキュメンタリーのようで、果たしてこれがそんなに面白い映画なのか…。
観る前に持っていた疑問はすべて吹き飛ばされてしまいました。
親子愛、夫婦愛、人間の強さ、弱さ、笑いと涙、SFとリアル…とにかくありとあらゆるものが詰まった不思議な映画でした。
インパクトの強さだけでなく、独特の余韻の残るラストに、続編「第10地区」を想像せずにはいられません。


10.「オーケストラ!」

前半のコメディドラマも味わい深いのですが、やはりラスト12分のコンチェルトシーン!
これは忘れがたい感動でした。
バイオリニストを演じたメラニー・ロランの表情に思わずもらい泣きしてしまい、本当にスタンディングオベーションをおくりたい気分でした。
すでにDVDも出ているのですが、このお正月に再上映する劇場もあるようですね。


…以上の10本でした。
ちなみに11.「17歳の肖像」、12.「ハングオーバー」、13.「ゾンビランド」、14.「トイストーリー3」…と続いております。

さて、ここまで書いて改めて振り返ると実はちょっと複雑な気分もわいてきています。
というのも、実は今年観て一番面白かった作品は、東京国際映画祭で観た「ソーシャルネットワーク」だったかもしれない…と思うからです。
この自分なりの年間ランキング、長年に渡り楽しんでいるので、年次がごちゃ混ぜにならないように、その年の1月に日本公開された作品から12月公開まで…と区切っています。
なので「ソーシャルネットワーク」は来年のチャートに入ることに。
果たして2011年、これを越える面白さの作品に出会えるか甚だ疑問…と思えるくらいに面白かったんです。
「ソーシャルネットワーク」の感想はこちら

2011年も楽しみな作品がたくさん控えています。
また来年の今日、心に残った10本について書けることを楽しみにしています。

今年も拙ブログを訪れてくださったみなさま、トラックバックをしてくださったみなさま、本当にありがとうございました。
そして今年からはTwitter経由で見にきてくださった方もいらっしゃるかもしれません。本当にありがとうございます。
ブログもTwitterも、ボチボチとマイペースで、根気よく続けていけたらいいな…と思っております。
どうぞみなさま、これからもよろしくお願いします。

ブログは2006年からですが、我が家のMacには2000年からの年間ランキングが残っているので、何かのおりにご紹介できたら…と思って「年間ランキング」を一つのカテゴリにしてみました。
(DVDレンタルの参考にしてくださっている方もいらっしゃるようで、そんなお声もいただくので励まされています)
お時間のあるときに過去分もよかったら覗いてみてくださいね。


最後におまけ。
今年一番のお気に入りアルバム。
ズーイー・デシャネルの素朴でキュートな歌声、すっかりハマってしまいました。
捨て曲なし。毎回アルバム通して聴いてます。

She & Him
Merge Records
¥ 1,112
(2010-03-23)

| 映画年間ランキング | 09:57 | comments(8) | trackbacks(7) |
2009年 心に残った10本
JUGEMテーマ:映画

年末恒例のMY映画ランキング。
今年は通算139本。
1位の作品は、個人的好みのストライクゾーンど真ん中で、迷わずTOP。
その他については、そこそこの秀作ぞろいで、順位は迷いました。
ずば抜けて面白かった作品も少なかった気もしますが、10本にしぼるのは難しかったです。
正直、ベスト20くらいまでは順不同と言っても良いくらい…。

では、TOP10を上から順に…。



1位 「パイレーツ・ロック」

リチャード・カーティス作品の面白さがギュッと詰まっていて
何度観ても飽きない!(劇場に6回足を運んでしまいました…)
音楽も楽しくて、サントラに収録されていない曲も足してiPodのプレイリストを作り、聴いていました。

内容やクオリティの面で、もっと優れた作品が他にもありましたが、
自分好みのシチュエーション設定とキャラクター設定にハマってしまった感じです。

フィリップ・シーモア・ホフマン演じるDJ “ザ・カウント”は
今年最も印象に残ったキャラクターです。




2位 「消されたヘッドライン」

ラッセル・クロウは個人的にはあまり好きな俳優さんではないのですが、この役は印象に残っています。少しやさぐれた新聞記者のジャーナリスト魂を見事に体現する演技に惹きつけられました。

とにかく右のポスターに登場する4人のキャラクターがそれぞれに存在感があって、ぐいぐいと作品に引き込まれ、とても見応えがありました。

観終わってすぐに「もう一回観たい!」と思えた作品はポイントが高いんです。






3位 「扉をたたく人」

第81回アカデミー賞 主演男優部門は、この作品のリチャード・ジェンキンスに取ってほしかったなぁ…。

主人公の孤独な大学教授がアフリカン・ドラム“ジャンベ”との出会いで変わっていく様は心に沁みるものがありました。

行間を読ませるような丁寧な演出と、俳優陣の上手さが相まって、一つひとつのセリフ、一つひとつの表情が心に沁みて、ラストは胸が痛かったです。(かすかな希望をたたえたラストでしたが…)

観終わったとき「この作品に出会えて良かった」と、しみじみ感じたことを思い出します。


4位 「カールじいさんの空飛ぶ家」

この作品のレビューはまだ書いていません。
2D版を試写会で鑑賞したのですが、劇場で3Dを観てから感想を書こうと思っていたら、年内には機会がなかったので、ついそのままになっていました。

ピクサー作品にハズレ無し。またもや記録更新です。

冒頭の“追憶のシーン”は映画史上に残る名場面と言っても過言ではないでしょう…。
その後の冒険や、特に悪役の人物についての描写には、やや物足りなさもあったものの、全体としては大満足の映画体験でした。





5位 「ずっとあなたを愛してる」

年末の12月30日に鑑賞しました。まだレビューを書いていない作品が続きます。

初監督作品とは思えない緻密な演出と、それに応える俳優の優れた演技で、ラストは心に突き刺さる痛みと、じわぁ…っとそれが解き放たれていくような希望をたたえた温かさが広がる、稀に見る感動を味わいました。

詳しい感想は近いうちにアップしたいと思っています。






6位 「フロスト×ニクソン」

緻密な演出と、それに応える俳優の演技という点では、こちらも同等の見応え。

フランク・ランジェラ、マイケル・シーン、主演の二人の圧倒的な
存在感と、ケビン・ベーコン、マシュー・マクファディンをはじめとする脇役陣の個性が絡み合って、“インタビューという名の決闘”
手に汗を握りながらの鑑賞でした。








7位 「英国王給仕人に乾杯!」

作品の重要な小道具として登場するビールが、何とも印象的でた。
その国でしか作れない味。
この作品もまさにそんな映画でした。

チェコという複雑な近代史を持つ国で映画を撮り続けたイジー・メンツェル監督にしか作れない作品だと思いました。
(撮り続けた…と言っても、共産政権の弾圧に合い、長い期間一切の芸術活動を封じられていたとも聞いています)

2009年、一番最初に見た作品でしたが、ラストの余韻は今も胸に残っています。




8位 「サンシャイン・クリーニング」

ルーザー(負け犬)だらけの結構痛々しい作品でしたが、俳優陣のアンサンブルにすっかり魅了された1本でした。

主演のエイミー・アダムスはもちろん、妹役のエミリー・ブラント、父親役のアラン・アーキン、全員がそれぞれに問題を抱えた困った人物なのに、段々と愛おしく思えてくる…。不器用ながらも愛情深い人物たちに、「幸せって、最後は自分の心が決めるものなんだ」というシンプルだけど奥が深い原則を教えられました。







9位 「ロックン・ローラ」

2010年、楽しみにしている作品の一つにロバート・ダウニー・Jr.主演の「シャーロック・ホームズ」があります。
この作品でガイ・リッチー監督の魅力を再発見し、期待度がぐんぐん上昇しています。

音楽と映像のマッチング、個性的な俳優陣のアンサンブル、ユニークなしかけ“幸福の絵”というマクガフィン、どれを取ってもスタイリッシュでしびれました。








10位 「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」

1980年代まっただ中「フェリスはある朝突然に」という青春映画のマスターピースが作られ、2000年代には「チャーリー・バートレット」に行き着いた…という感じでしょうか。
(ポスターの彼のポーズ、どこかで見たことありますよね?)

愛すべき主人公チャーリーの魅力と、彼を囲む人物たちのユニークさが「フェリス…」にもひけをとらない面白さでした。

特筆すべきはチャーリーが転校してきた公立高校の校長を演じたロバート・ダウニー・Jr.!
この校長の人物設定と、ロバート・ダウニー・Jr.の上手さが作品の面白味を深めていました。




以上、10作品。

このあと、11位「ベンジャミン・バトン」、12位「キャデラック・レコード」、13位「グラントリノ」、14位「ヴィクトリア女王 世紀の愛」、15位「愛を読むひと」…と続いています。

ちなみに邦画のベスト3は「南極料理人」(36位)、「風が強く吹いている」(41位)、「プール」(57位)
邦画という括りを越えてアジア映画としての最高位は韓国の作品「母なる証明」(21位)でした。あまりにも強烈な作品で、感想が書けなかった1本。

さて、2010年はどんな素晴らしい作品に出会えることでしょう!
楽しみです。







| 映画年間ランキング | 22:01 | comments(1) | trackbacks(12) |
2008年 心に残った10本
JUGEMテーマ:映画

 年末恒例のMY年間ランキング。
通算148本の中から、今年も迷いながらも10本を選んでみました。


1.「フィクサー」

ジョージ・クルーニー主演の硬派なサスペンス。
共演のティルダ・スウィントンとトム・ウィルキンソンの熱演も印象深く、クライマックスには痺れました!
見事ティルダはアカデミー助演女優賞を受賞。納得の演技でした。









2.「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」

カメラマン、アニー・リーボヴィッツの活躍を追ったドキュメンタリー作品。
2008年は良質のドキュメンタリーをたくさん観た年でもありました。

「撮る事が生きる事。死ぬその日まで撮り続ける」
彼女の言葉に嘘は無いと思えるほど深い情熱を感じました。

被写体として登場する大勢のセレブリティ。
60年代以降のアメリカン・サブカルチャー。
いろいろな意味で興味深い内容を含んだ作品でした。




3.「地上5センチの恋心」

フランスのラブ・コメディ。
カトリーヌ・フロ演じるオデットのユニークなキャラクターと豊かな人生観が心に残っています。

地に足がつかないようなウキウキの恋心と、深い深い本物の愛情。
両方のバランスがあまりにも見事で感動しました。

彼女が恋する小説家を演じたアルベール・デュポンテルは「モンテーニュ通りのカフェ」(これも秀作でした!)で演じた指揮者も「パリ」で演じていた市場の果物屋の主人も印象に残っています。とても素敵な役者さんだと思います。

主演のカトリーヌ・フロも途中、披露してくれるダンスもお見事で、なんて芸達者な役者さんだろうかと驚き、尊敬の念すら抱きました。


4.「魔法にかけられて」

ディズニーが生み出した新しいヒロインは運命の相手を自分で見つける、可憐で強いプリンセスでした。

おとぎ話とはかけ離れた現代のニューヨークを舞台にくりひろげられたドタバタのラブ・コメディ。
ディズニーの自虐的なセルフパロディに笑いながらも、サービス精神旺盛なエンターテイメントの魅力がぎっしりつまったスクリーンに最初から最後まで目も心も釘付けでした。

エイミー・アダムスとジェームス・マースデンのアニメーションから飛び出したとしか思えない役作りに感動…!

リスのピップの活躍も忘れられません(笑)


5.「最高の人生の見つけ方」

ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン共演のヒューマンドラマ。

余命6ヶ月の二人が病室で知り合い、残りの人生、やりたいことリストを作り二人でそれにチャレンジしていく…というストーリー自体、絶対に感動すると思っていましたが、それぞれのキャラクター設定も面白く、またジャック・ニコルソンの秘書トマスというユニークな隠し味もあり、味わい深いドラマに仕上がっていました。

二人が尋ね歩く世界の風景も美しく、様々な意味で満足の一品でした。




6.「ペネロピ」

クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ共演のラブ・コメディ。

先祖の行いに対してかけられた呪いによって豚の鼻を持って生まれたペネロピが真実の愛を見つけるまでを描くフェアリーテイル。
「魔法にかけられて」同様に自分の運命を自分で切り開いていく可憐で強いヒロイン像が可愛くもあり、たくましくもあり、とても魅力的でひきつけられました。

プロデューサーにリース・ウィザースプーン。
ペネロピの友人役で出演もしていましたが、彼女も相変わらずキュートです。

ジェームズ・マカヴォイも今年は「つぐない」「ウォンテッド」とスクリーンで観る機会が多かったのですが、個人的にはこの作品が一番素敵だったと思います。


7.「12人の怒れる男」

密室劇の傑作との呼び声も高いシドニー・ルメット監督の名作のロシア版リメイク。

状況設定はそのままに、現代ロシアの問題を織り込んだ緻密な脚本と、綿密なリハーサルによって生み出された緊迫感ある役者達の演技に、心拍数まで上がるほど引き込まれました。









8.「アイアンマン」

アメコミ系エンターテイメントの極み。
今年は娯楽大作もいろいろとありましたが、一番楽しめたのはこの作品でした。

ロバート・ダウニー・Jr.のトニー・スタークの役作りは完璧だったと思います。完全復活を果たした感があり嬉しかったです。(この後出演した「トロピック・サンダー」も良かったです!)

グウィネス・パルトロウ演じた秘書のペッパー・ポッツも素敵だったし、テレンス・ハワードも次回作が楽しみな存在感。

「アイアンマン2」は2010年公開予定。期待しています!



9.「コッポラの胡蝶の夢」

原作はルーマニアの宗教学者が書いた幻想的な小説。

映像と音声の美しさ、東洋哲学の要素を含んだ深い物語が印象に残っています。

ユニークな演出と突然夢から覚めたようなラストは他に類を見ない独特のテイストでした。

主人公の言語学者ドミニクを演じたティム・ロスは20代から100歳を越えるまで、時間を行きつ戻りつの複雑な、しかも多重人格的な要素もある役を見事にこなしていました。

またヒロインのアレクサンドラ・マリア・ララも輪廻転生での過去性も含む複数の(でも同一の)女性を神秘的に演じていました。



10.「アメリカを売った男」

20年以上に渡りKGB(ロシア)に情報を売り続けていたFBI幹部ロバート・ハンセンの逮捕を描いたサスペンス。

ハンセンを演じたクリス・クーパーの怪演がなにより印象的。

結果的に逮捕劇の最重要人物となる若手捜査官、エリック・オニールを演じたライアン・フィリップも素晴らしかったです。
欲望に歪んでいるハンセンではありますが、複雑な人間性の中にはもちろん善なる部分もあり、それに触れて捜査に迷うオニールの繊細な演技に共感を覚えました。

そしてオニールの上司役にローラ・リニー。

実話に基づいた物語。それに素晴らしい俳優たちのアンサンブル。
見応えある一本でした。



以上がTOP10です。


2008年の傾向としては2位の「アニー・リーボヴィッツ」のところにも書きましたが、良質のドキュメンタリーをたくさん観た気がします。
「ブロードウエイ・ブロードウエイ コーラスラインにかける夢」(13位でした)
「ヤング@ハート」「アメリカン・ティーン」「ラット・フィンク」などなど。

また、惜しくもTOP10にはランクインしなかったものの、邦画も面白いものがたくさんありました。
50位までの中には「デトロイト・メタル・シティ」「容疑者Xの献身」「ハンサムスーツ」「アフタースクール」「K−20」の5本が入っているんですけれど…。

2009年も楽しみな作品がいっぱいです。
今現在「観たい作品リスト」にすでに50本以上の作品が並んでいます。
また、一年後に悩みながら(でも楽しみながら)ランキングシートを作るのが楽しみです!

ブログを見に来てくださっているみなさん、今年も一年、ありがとうございました。
2009年がみなさんにとって、良い年でありますように!
素敵な作品にたくさん出会える感動の一年でありますように!
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2007年 心に残った10本
JUGEMテーマ:映画


いよいよ2007年も残りわずか。
毎年最後に自分のランキングを作るのが楽しみです。
今年見た作品は、通算111本。
上位10本を紹介してみることにしました。

1.「ヘアスプレー」
3回観に行きました。
音楽もダンスも楽しくて
主人公トレイシーのポジティブパワーに
元気をもらいました!
若手役者達の頑張りも良かったし
ジョン・トラボルタ
クリストファー・ウォーケン
ミシェル・ファイファー等
ベテラン勢のアンサンブルも最高でした!


2.「ホリディ」
これも役者のアンサンブルの妙。
キャメロン・ディアスとジュウド・ロウ
ケイト・ウインスレットとジャック・ブラック
絶妙なカップリングでした。
ハンス・ジマーの音楽もとてもステキで
サウンドトラックのCDも我が家ではヘビーローテーションでした。



3.「ラブソングができるまで」
ヒュー・グラントが演じた80年代のポップスター
曲やビデオクリップも良く出来ていて爆笑!
これも役者のコンビネーションと音楽の素晴らしさが印象に残った1本でした。
このサントラCDもかなり聴きました。



4.「リトル・ミス・サンシャイン」
これも役者さん達のアンサンブルが素晴らしかった!
クライマックスシーンで、爆笑しながら大泣きしたあの不可解な感動は今も鮮やかに心に残っています。おかしさ、情けなさ、悲しさ、こみあげて来る温かい気持ち…あらゆる感情がミックスされて自分でもよくわからない涙でした。
素晴らしい脚本はもちろん今年のオスカーを受賞。
おじいちゃん役アラン・アーキンもこの作品でオスカー(助演男優賞)を受賞しました。


5.「善き人のためのソナタ」
様々な意味で、人間の本質について考えさせられた作品でした。
心に強く残ったのは“芸術”が人を動かす力を持っていることを雄弁に語ってくれたそのストーリー。
主演のウルリッヒ・ミューエは惜しくも今年7月に亡くなりましたが、この作品は語り継がれる名作だと思います。


6.「Once ダブリンの街角で」
これも音楽でつながる心と心がテーマでした。
渋谷のミニシアターで観ましたが、
年明け1月中旬に近所のシネコンでも上映するらしく
先日そのシネコンで予告編を観ました。
普通と逆ですが、予告編で流れる音楽を聴いているうちに本編を思い出して、また涙がこぼれそうになりました。
胸を打つ音楽がここにもありました。


7.「ボーン・アルティメイタム」
ジェイソン・ボーンをマット・デイモンが演じると決まったとき、多くの人がミスキャストだと思っていたことでしょう。3作目にして、ここまで成長するとは…。
マット・デイモンにとっても代表作と言える出来だと思います。
この作品に関しては、役者ではなくスタッフのチームワークが印象に残っています。
もちろん現場を見たわけではありませんが、画面からそれが感じ取れるくらい素晴らしいアクションムービーでした。


8.「ボビー」
これも素晴らしい役者をそろえての“グランドホテル”スタイルのスター映画でしたが、印象に残っているのはそのアンサンブルではなく、実話としての衝撃のラストです。
最後の希望の星を失ってアメリカの青春時代が終わったその瞬間を見た気がしました。
実際のボビー(ロバート・F・ケネディ)の演説が胸に響きました。


9.「ディパーテッド」
これも役者達のアンサンブルです。
また今年のアカデミー賞で、スコセッシ監督がこれ以上無いというシチュエーションでオスカーを受取った場面も印象に残っています。
(プレゼンターがコッポラ、ルーカス、スピルバーグの3監督でした)



10.「世界最速のインディアン」
基本的にロードムービー好きです。
旅の途中で出会う人々との交流が、何とも言えず温かく、心に残っています。
また、この作品のクライマックスは、かなりエキサイトしました。ホラー映画以外で、こんなに心拍数が上がったのは初めてかもしれません(笑)



こうやって、全体を眺めてみると私にとっては
「役者のアンサンブル」
「音楽」
この二つが今年のトレンドだったようです。

また、来年もどんな素晴らしい作品に出会えるか…
考えただけでワクワクします。
これだから劇場通いはやめられません!

ちょっと長い記事になってしまいました。
ご覧いただきありがとうございます。
2008年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように…。
また沢山、良い映画を観ましょうね!
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