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「サルバドールの朝」 軍事政権下のスペインで…


1974年というとそれほど昔ではないように思うけれど、
当時スペインがフランコによる独裁政権だったとか
自由解放運動に参加した若者達のことなどは、まるで知りませんでした。
(ニュースを見る年齢でもないし、世界史には出てこないし…
この辺の歴史というのは案外盲点なのかもしれません。)

サルバドール達のやっていたことは解放運動または革命という名の犯罪だと感じながら観ていました。

でも死刑になるような罪ではありません。
確かにこれは不当な裁判です。
独裁政権下では、こういった理不尽なことが
当たり前のように行われるのだから恐ろしい…。
今アジアの一国で起こっている事件とも重なり暗澹たる気分になりました。

ただ、映画としては一人ひとりの人物を丁寧に描いた佳作で、観て良かったと思っています。
サルバドールを演じたダニエル・ブリュールは「グッバイ、レーニン!」の時と同様にまっすぐな瞳が印象的な素晴らしい俳優だと思いました。
家族の中では良き兄であり、弟であり、時代さえ違えば幸せに生きたであろう青年を清々しく演じていました。
収容直後は彼につらくあたっていた看守でさえ、次第に心を動かされ、だんだん彼と心を通わせて行く様子は感動的でした。

弁護士アラウ役の俳優も素晴らしかったです。
恩赦を求め奔走する姿に最後まで惹き付けられました。

元恋人を演じたレオノール・ワトリングも「トーク・トゥ・ハー」のときと同様に不思議な存在感がある女優だと感じました。
出演シーンは多くないものの強く印象に残っています。

サルバドールの姉達と妹もとても良かったです。
特に妹との強いつながりが印象的でした。
彼女達のその後が気になります。
現実には今も再審を求めて闘いは続いているのかと思うと心が痛みます。

サルバドールと妹との絆、
また、看守とサルバドールの会話の中でサッカーの話しが出たとき、
サルバドールがゴールキーパーをやっていたのを知った看守が
「何で、そんな誰もやりたがらないポジションに?」と尋ね
「だって、誰かがやらなきゃいけないから…」とサルバドールが答えるシーン…
ふと『ライ麦畑』のホールデンが重なりました。

何不自由ない生活をおくる若者が
偽善を嫌い、正しさを求める中で何かが狂っていく様がダブって見えた気がしたのです。
ちょうど村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が未読だったので、読み始めました。
時代も背景もまるで違うし、性格は決して近くないサルバドールとホールデンですが、やはりどこかしら同じ空気を感じながら読んでいます。
| 映画 サ行 | 22:30 | comments(2) | trackbacks(11) |
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コメント
はじめまして
「虎猫の気まぐれシネマ日記」のななと申します。
これは,痛々しく,考えさせられる深い作品でしたね。
主人公のサルバドールの人生,この時代にこの国に生まれてなかったら
きっと普通の幸せなものだったと思うと,やりきれない気持ちになりました。
獄中で浮き彫りにされてゆく,彼の人柄の素朴な魅力が
丁寧に描かれていて,またダニエル・ブリュールがぴったりで
死刑のシーンは涙なしでは観れませんでしたね。
| なな | 2008/04/06 1:08 AM |
ななさん、はじめまして。
コメントとTBありがとうございました。
重たいテーマですが、見応えある秀作でしたね。
この作品を観て、ダニエル・ブリュールという俳優をますます好きになりました。
| Yukiko T. | 2008/04/06 9:09 AM |
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