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「12人の怒れる男」2007年ロシア版リメイク
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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(2006-11-24)

JUGEMテーマ:映画




今年のアカデミー賞で外国語作品部門にノミネートされていた本作、
名作との呼び声も高い1957年アメリカ版オリジナルは未見でしたが
様々なところで取り上げられているのでストーリーは知っていました。
それだけに、このロシア版は、あまり前情報を取らずに観に行きました。
(これ以上よけいな先入観なしに、プレーンな状態で観ようと思い…)

公開初日ということもあり日比谷シャンテ12時35分の回、満席の状態でした。
年齢層も高く、男性客が多かったという印象。

そして映画の感想は…というと「傑作」です。

観終わってすぐ有楽町のビックカメラに寄ってオリジナルのDVDを購入。
早速見比べてみたほどです。

1957年アメリカ版オリジナルは、低予算かつ短期間で撮影された小作品ですが、
素晴らしい脚本と主演のヘンリー・フォンダをはじめとする俳優達の名演技によって「法廷もの」あるいは「密室劇」の金字塔とも言われています。
確かに見応えある素晴らしい作品です。

ですが、この2007年ロシア版はある意味「別もの」と感じました。
少年による父親殺し(ロシア版は“養父”ですが)の裁判、
12人の陪審員による協議、
有罪として簡単に決着するかと思えた話し合いが
たった一人の陪審員の「本当にそれでいいのか?」という投げかけを契機に
一人、また一人と無罪に翻っていく…
このシチュエーションは踏襲されてはいますが
少年がチェチェン人であり、養父によってモスクワに連れてこられたという状況設定や
それぞれの陪審員の人種や職業など、21世紀のロシアを映し出す巧みな人物設定で作品全体に深みが与えられています。

監督・出演のニキータ・ミハルコフの強い希望で、事前のリハーサルはかなり綿密に行われたそうです。
(12人全員がそろっており、他の仕事と掛け持ちではなく、本作品に全身全霊を傾ける事が条件だったとのこと)
脚本の読み合わせでは、それぞれのエピソードを皆で分析し、撮影も脚本のとおりに“順撮り”。
出演した俳優セルゲイ・ガルマッシュ(偏見の強いタクシードライバーを演じた)もインタビューの中で
「もっとも特殊な経験だったのは、この作品が脚本に従って順撮りされたことだ。私たちは物語のラストシーンから、脚本の途中のシーンへ一気に逆戻りするようなこと(よくあることなのだが)がなかった。これは私にとって初めての体験だった。2ヶ月にわたる撮影は俳優の私にとってすばらしい体験だったと思う。」
と語っています。(プロダクションノートより)

また、この作品の中で私が感動したのが被告の少年のダンスです。
具体的にどうだったのかはネタバレなので、白文字で記入します。

こういうタイプの民族舞踏は正直言って好きではありませんが、
ナイフを持って(実際には持っているつもりで、ですが)
舞う姿に民族の誇りと土地への愛着を感じ、
クライマックスのダンスシーンのフラッシュバックには胸を打たれました。


本当に心拍数まで上昇するほど引き込まれた映画は久しぶりです。
流れは分かっていたはずなのに、最初の無記名投票のシーンでは本当にバクバクでした。(ドキドキは通り越してました)

日本にも陪審制の導入が目前に迫っている今だからこそ
劇場に足を運ぶ、またはオリジナル版をDVDで観てみることを
映画ファンだけでなく、広くお勧めしたいです。
| 映画 サ行 | 20:42 | comments(0) | trackbacks(15) |
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