2009.05.10 Sunday
「デュプリシティ スパイはスパイに嘘をつく」
JUGEMテーマ:映画

US版の予告編を観たときから楽しみにしていました。
クライブ・オーウェン&ジュリア・ロバーツのカップリングとしては
「クローサー」の時よりもずっとずっと良い化学反応が起こっていた気がします。
もう一組、とても良い組み合わせだと思ったのは
トム・ウィルキンソンvsポール・ジアマッティ!
老舗vs新進気鋭の企業トップの取っ組み合いのケンカには笑いました。
あの見事な背負い投げといい、趣味の盆栽といい、トム・ウィルキンソンの仔細なキャラクター設定が作品に面白味を加えていたと思います。
ストーリーとしてはサブタイトルが示す通り、さまざまなチームが織りなす企業秘密をめぐる騙し合いですが、
「最後に笑うのは誰?」という、小気味良い落とし所に納得&満足の2時間でした。
トニー・ギルロイの演出は、伏線だらけ、時間進行も行きつ戻りつの複雑極まりないもの。
人物達の性格設定なども、よ〜く観察すると面白いところが多く、
2時間、かなり集中していないと見逃してしまう部分、多発の可能性が…。
睡眠不足の日や、何となく集中力が散漫な日の鑑賞は避けましょう。
最後に余談ですが、ポール・ジアマッティという俳優さんを
私が最初に認識したのはジュリア・ロバーツ主演の映画でした。
「ベスト・フレンズ・ウエディング」という1997年の作品です。
ジュリア・ロバーツ演じる主人公ジュリアンが、元カレで今は親友のマイケルが他の女の子と結婚することになって、初めて自分の気持ちに気づき、慌ててマイケルを取り戻そうとする…というストーリーの傑作ラブコメディです。
マイケルの婚約者キミーを演じていたのがキャメロン・ディアス。
ジュリアンの仕事仲間で相談相手でもある友人(ゲイ)にルパート・エヴェレット。
豪華キャストで、とっても素敵な映画なので、何度も観ています。
この映画の中の1シーン。
マイケルとキミーの仲を裂こうと、必死に悪巧みを仕掛けるジュリアンが、ことごとく失敗に終わり、疲れきって、宿泊先のホテルの廊下に座り込んでタバコを吸う…というシーンがありました。
そこにやって来て「お客様、ここは禁煙ですよ」と呼びかけるホテルマンがポール・ジアマッティだったのです。
ほんの短いやりとりですが、とても良いシーンで、このちょい役のホテルマンが何故か印象に残っていたのです。
その後、あちこちで見かけるようになり、今では大活躍の売れっ子俳優。
そのような経緯もあり、ジュリア・ロバーツとポール・ジアマッティがボーリング場で密談するシーンを観て、何だか感慨深いものがありました。
余談の方が長くなりましたが、とにかく見事なキャスティングで
見応えあるスパイ映画に仕上がっていました。
“最後に笑った”この計画の仕掛人、かなり好きです。


