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「愛を読むひと」
JUGEMテーマ:映画
 

ベストセラー小説「朗読者」の映画化、
主演のケイト・ウィンスレットは、この作品でオスカーを手にしました。
思えば1995年「いつか晴れた日に」以来
1997年「タイタニック」
2001年「アイリス」
2005年「エターナル・サンシャイン」
2007年「リトル・チルドレン」と
6度ノミネートされている彼女ですから、
もう、この辺で受賞させてあげたいと皆が思っていたのではないでしょうか。
(個人的には「エターナル・サンシャイン」のクレメンタインが好きでした)
すべてをさらけ出した体当たりの演技…ではあったと思います。

訳本が出版されたときすぐに読んでいたので
物語の結末や人物にまつわる様々な事情について、
すべてわかった上で俳優の演技や監督の演出を楽しみました。

一歩間違うと単なるメロドラマ、
深刻に描きすぎてもドロドロしたヒューマンドラマ、
そのどちらにも偏らず、文学的な高尚さが感じられる演出だったと思います。

よく見かけるコメントとしては、若いマイケル役のディヴィット・クロスと
歳をとってからのマイケル、レイフ・ファインズにギャップがある…というもの。
私はあまり違和感を覚えず、すんなりと移行したように感じました。

そして、もう一つよく見かけるのはマイケルの行為を“献身的”とか“無償の愛”といった語り口で表現しているコメントですが、
私はこの物語そのもののテーマを“贖罪(つぐない)”ととらえているので、
ひたすらマイクに向かうレイフ・ファインズの姿を“献身的”とは思わず、
むしろ、思う通りには生きられない人間の弱さや悲しさを感じていました。

一方のハンナ・シュミットも、ケイトが演じているから、外見は美しいものの、
実際にはあの時代、恐らく不幸なおいたちで、性格的にもかなり歪みのある可哀想な人物です。
彼女の罪は“時代の犠牲者”と言ってしまうには、あまりにも深く、許しがたいものだったと思います。
彼女自身、その罪から逃れたい気持ちは、あまりなかったのだと感じました。
その辺り、ケイト・ウィンスレットはさすがに上手かったです。

そういった意味でも、やはり“贖罪”の物語としてとらえるべきだと思えたのです。
だからこそ、ラストシーンには、ほのかな希望を感じました。
一連の出来事を自分の娘に語ることを選んだマイケルの決意、
そして語り始めるのに、一番ふさわしい場所、
心に残るラストでした。



| 映画 ア行 | 06:52 | comments(4) | trackbacks(27) |
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コメント
Yukiko.Tさん、こんばんは。
TBとコメントをありがとうございました。

無骨なぐらい強く見えて、実は孤独でナイーヴな謎めいた
女性を、ケイト・ウィンスレットが上手に表現していて
存在感がありましたね。

初めて身も心も捧げた人がある日突然去ってしまったら…
人は、消化できなかった過去があると引きずってしまい、
本当の意味で前向きになることは難しいのでしょうね。
その成し遂げられなかった過去をなぞらえることが出来て
初めて、新しい別の人生に踏み出せるのだろうなぁ、と
ラストの父娘の微笑みを観ながらそんな事を思いました。
| Soffy | 2009/06/30 12:55 AM |
こんばんは。
この作品、本当にケイト・ウィンスレットで良かったと思いました。
ディヴィット・クロスから、レイフ・ファインズへの移行は、違和感はあまり感じませんでした。
人生の苦悩を感じさせるには、ちょうど良かった気がしました。
「エターナル・サンシャイン」良いですよねぇ。
「ホリデイ」のケイト・ウィンスレットも好きです。
| Matthew | 2009/07/05 12:39 AM |
Soffyさん

こんばんは。TBとコメントありがとうございました。

原作には無かったあのラストシーンが加わったことによって、ほのかな希望が灯るエンディングになっていましたよね…。

おっしゃるとおり、未消化のまま抱いていた思いを分かち合うことで、きっと新たな人生の歩みが始まると思います。

またある意味で「戦争体験(もしくは戦後体験)」の語りでもあるので、父娘という枠を越えて、人として受け継ぎ、考え続けてほしい物語でもありますね。
| Yukiko T. | 2009/07/05 8:25 PM |
Matthewさん

こんばんは。TBとコメントありがとうございました。

そうですよね。私も違和感無かったので、いろいろな方々のコメントを拝見していて、「違うんじゃないの?」という雰囲気のコメントに、「それこそ違うんじゃないの?」という違和感を覚えました。

でも多分、ドイツ人やイギリス人などが観るとハッキリ“違う”という感じがするものなのかもしれません。
例えば日本が舞台の作品で、子役時代を日本人の俳優が演じ、大人時代を韓国人や中国人俳優が演じたりしたら、違和感があって当然…。
ヨーロッパやアメリカの人たちからすると、そんな感じなのかなぁ…と思ったりもします。

「ホリディ」のケイトも良かったですね!
私も大好きです。
失恋を乗り越え、最後、ジャスパーを追い返すシーンでは一緒になってガッツポーズをしてしまうくらい好きです(笑)
| Yukiko T. | 2009/07/05 8:39 PM |
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