2009.11.01 Sunday
「ジェイン・オースティン 秘められた恋」
JUGEMテーマ:映画

ジェイン・オースティン作品の映画化されたものは何本か観ています。
去年観た「ジェイン・オースティンの読書会」も面白かった…。
でも、ジェイン・オースティン自身については、生涯独身だったこと、6本の長編小説を残して比較的早くになくなったこと…ということくらいしか知りませんでした。
小説はどれも恋愛や結婚がテーマなので、もちろんそういったことと全く無縁だったとは思いませんでしたが、こういう秘話があったとは…。
とは言っても、残っているわずかな資料から想像し創られたフィクションという捉え方が適切なのかもしれませんが…。
実際のジェイン・オースティンは地味な容貌だったそうなので、美しいアン・ハサウェイが演じること自体ロマンティックなフィクションです。しかも恋の相手トーマス・ルフロイにジェームス・マカヴォイとくれば、嫌でも期待が高まります。
公開は2007年でしたから2年待たされたわけです。
でも待った甲斐がありました。
とてもステキなラブストーリーでした。
もちろん、ジェーンは生涯独身だったという事実がありますから、ルフロイ氏とは結ばれませんが、
その出会いから別れまで、一連の出来事をとおして、ジェイン・オースティンという小説家がどのように誕生し、なぜあのようなテーマの作品を書き続けたのかという理由、またいくつかの登場人物やエピソードの生まれた原風景を見たように思います。
原題は「Becoming Jane」若い娘ジェインが小説家ジェイン・オースティンになる過程をロマンティックに描いていました。
ジェインの生み出すキャラクターたちは、なぜ紆余曲折あっても最後は愛する人と結婚できるのか…。
なんだかちょっと切ないけれど、その理由もわかりました。
「いつか晴れた日に」「プライドと偏見」「ジェイン・オースティンの読書会」など一連のジェイン・オースティンがらみの作品が面白かったと感じた方なら、この作品もおすすめです。
ジェイン・オースティン作品が現代にも読み継がれているのは、女性にとって恋愛や結婚という問題に直面したときに抱く思いが今も昔もさほど変わらないからだと思います。
この「Becoming Jane」にも共感できる部分はきっとたくさんあるのではないでしょうか。


