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「太陽がいっぱい」&「リプリー」
ルネ・クレマン
パイオニアLDC
¥ 9,800
(2002-10-25)

---
松竹ホームビデオ
¥ 1,481
(2000-12-21)

JUGEMテーマ:映画
 
少し前になりますが、「太陽がいっぱい」を午前十時の映画祭で観ました。
アラン・ドロンをスクリーンで観るのも、よく考えたらこれが初めて。
“二枚目”(死語?)の代名詞的な俳優として認識していましたが、
本当に驚くほどの輝きでした。

物語は哀しみ漂うピカレスク。
切れ味鋭いナイフのような存在感に、観ているだけで痛くなるようなトム・リプリーでした。
裕福な家庭に生まれ、贅沢で洗練された生活を送る友人フィリップへの淡い憧れが、いつしか強い羨望に変わり、ついには彼を殺害し、彼に成りすまして恋人マルジュと莫大な財産を手に入れてしまおうとする野心家の青年の物語。

同じ原作をもとに作られた「リプリー」(1999)の印象からマット・デイモン演じるトム・リプリーとは全く違うキャラクター造形にも驚きました。

ニーノ・ロータ作曲のメインテーマはあまりにも有名。
美しすぎるほどの海の青さも相まって、切なさを通り越して哀しみに胸がしめつけられるラストシーンでした。
この名画を劇場で鑑賞できて良かった…としみじみ感じました。


そしてマット・デイモン ファンの私としては「リプリー」公開当時、きっとこのアラン・ドロンと比較されたであろうことが、ちょっぴり気の毒でした。
パトリシア・ハイスミスの原作本は未読ですが「リプリー」の方が原作に忠実だと聞いています。
「リプリー」は「太陽がいっぱい」のリメイクではなく、別物としてとらえなければなりません。
「太陽がいっぱい」のピカレスク・ロマン的な要素は「リプリー」にはありません。
マット・デイモンのトム・リプリーは発端となる悪気のない“嘘”から雪だるま式に罪人へと堕ちて行く悲劇の主人公です。

今は亡きアンソニー・ミンゲラ監督のもと、名優がそろった素晴らしい映画。
これを機会にDVDで再鑑賞してみました。

とにかく俳優陣の豪華さにため息…。
ディッキー(「太陽がいっぱい」ではフィリップ)のジュード・ロウは、本当に太陽のような存在。
マット演じるトムが月のような繊細さで、絶妙なコンビネーション。
明るくて、気まぐれで、人を惹き付ける魅力にあふれたディッキーに振り回される哀れなトム…。そういえばジュード・ロウはこの役でアカデミー賞助演男優にノミネートされていました。惜しくも受賞は逃しましたが…。
ディッキーのフィアンセ、マージ(マルジュ)はグウィネス・パルトロー。
「リプリー」の直前に「恋におちたシェークスピア」に主演。そちらでオスカーを手にすることになる、旬の輝きが、こちらの作品でも出ていました。

トムがヨーロッパに渡る船で出会った令嬢にケイト・ブランシェット。
彼女についた小さな嘘が、そもそもこの悲劇の発端。「太陽がいっぱい」には登場しない役どころで、本作でも出演シーンはさほど多くありませんが、存在感はたっぷり。

トムがディッキーを殺害したあとに親しくなるピーター役のジャック・ダヴェンポート。
去年の「パイレーツ・ロック」で海賊ラジオ局を取り締まる政府の役人トゥワットさんを演じていた俳優さんだった〜…。

そして誰よりも素晴らしいのがフレディ役のフィリップ・シーモア・ホフマン!
トムを追いつめる悪役的存在ですが、この嫌〜な感じの存在感たるや…。
トムを見る軽蔑の眼差しの厭味な雰囲気は、これ以上無いくらい感じ悪い…。上手すぎます。

地味と言えば地味だし、物語としても好き嫌いの分かれるタイプの作品。
「太陽がいっぱい」ほどに根強いファンがいるとも思えませんが、
こちらも素晴らしい映画だったんだと再認識しました。


| 映画 タ行 | 22:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
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