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S・ソダーバーグ 「バブル」
JUGEMテーマ:映画
 
ソダーバーグ監督がミニマムな素材で取り上げた原点回帰の1作。
脚本、撮影、編集、すべて自分。
俳優も無名の方々。撮影場所もその俳優さんたちの自宅で行うという、
ある種、実験的な作りの映画でした。

アメリカ郊外の小さなどこにでもありそうな無個性な街。
その街の小さな人形工場で働くマーサという女性が主人公です。
歳のころは40歳くらいでしょうか…。
彼女の暮らしぶりはこんな感じです。
一日の始まりは年老いた父親を起こし、朝食を用意して出勤。
車で職場に向かう途中、同僚のカイル(20代男性)をピックアップ(カイルは車を持っていない)、
ドーナツ屋でコーヒーとドーナツを買って工場へ。
昼もカイルと一緒にファーストフード。
仕事が終われば、かけもちで別のバイトもやっているカイルを車で送ってから帰宅。
父親とTVを見ながら夕食。
日曜日には教会に通う。

カイルは高校を中退し二つの工場でバイトをしています。
母親と二人暮らし。母親は職探しをしている最中。
物語途中で、高校を中退したのは「人が大勢いる場所が苦手」という理由だったことが分かってきます。(パニック障害?)
不良でもなく、頭が悪い感じでもない、ごく普通の青年です。

変化のない日々を送るこの二人が作品の中心人物です。

この人形工場にあるとき大量の注文が入り、新人が一人雇われたことをきっかけに、二人のバランスが微妙に変化します。

やってきた新人はローズという20代女性。
2歳の女の子をもつシングルマザーです。
車を持っていないローズは、カイル同様に親切なマーサを頼って別のバイト先に送ってもらったり、娘のベビーシッターを頼んだりするようになります。

マーサ、カイル、ローズ…本当にどこにでも居そうな人物造形で、その内面を推測させるソダーバーグ監督の演出力もあり、段々とくずれていく三人のバランスに観ている側も居心地の悪さを感じ始めます。
そして物語は徐々に恐れていた方へと進んでいきます。

才能さえあれば、限られた環境で、限られた予算でも、ここまでのものが撮れる、という教材的な1本に今後はなっていくのでは?
映画作りを学びたい若手への、一つの参考作品ともとれるようなストイックさを感じました。(素人の私が観ても「これはスタッフが大勢いないと無理!」と思えるようなシーンがなかった…)
ポスターからも伝わるかと思いますが、人形工場という舞台装置自体も居心地の悪さを醸し出すことにとても効果をあげています。このアイデアもさすがソダーバーグ。

1週間限りの限定上映、しかもレイトショーのみという公開でしたが、
劇場で観ることができて良かったなぁ…と思っています。




| 映画 ハ行 | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
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