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「トラブル・イン・ハリウッド」ロバート・デ・ニーロ 中間管理職の悲哀
JUGEMテーマ:映画
 
2年くらい前にネットで予告編を観て「面白そう!」と思った作品でした。
よくもDVDスルーにならずに劇場公開されましたね…。
やはり、出演者の豪華さが決め手だったのでしょうか。
主人公の大物プロデューサー、ベンを演じるのはロバート・デ・ニーロ。
別れた妻ケリー役にロビン・ライト・ペン。
その前に別れた妻との間の娘役にクリステン・スチュワート。
仕事仲間の顔ぶれも脚本家スタンリー・トゥッチ。
映画会社の女社長キャサリン・キーナー。
俳優本人役としてショーン・ペンとブルース・ウィリス。

原題は「What Just Happened」“出来事”という感じでしょうか。
邦題の「トラブル・イン・ハリウッド」のとおり、ベンが様々なトラブルに見舞われる気の毒な2週間を描いた、ハリウッド内幕のドタバタ劇。
コメディですが、その笑いはかなりシニカル。

ベンはハリウッドで最もパワーのあるプロデューサー30人に選ばれるほどの人物ですが、その立ち位置はかなり微妙…。
要するに29位か30位というところ。
監督や出演者たちと映画会社や出資者の間に挟まれ、両方から無理難題の嵐。
これはまさに日本のサラリーマンで言うところの中間管理職の悲哀です。
手がけた作品のカンヌ映画祭出品をめぐり、監督と映画会社社長の間に挟まれて右往左往。
ショーン・ペン主演のサスペンスらしいのですが、クライマックスでショーン・ペンと一緒に犬が撃ち殺されるシーンをカットするかしないかでの大激論。
激論…といっても、女社長キャサリン・キーナーは声を荒げることなく静かに、でも、ものすごい圧迫感で怖い怖い…。こういう演技が上手い女優さんです…。

そんな中、プライベートでも元妻ケリーとセラピーに通いつつ円満な離婚を目指して奮闘していますが、ベンは未練タラタラ…。でもこれはどう見ても自業自得です。
片時も携帯電話を離せないベンにケリーはすっかり愛想を尽かしています。
プロデューサーというのはトラブル処理係の同義語か…と思えるほど、次から次に難題が湧いてきます。
数日後にクランクインが控えたブルース・ウィリス主演の新作で、ブルースがヒゲを剃りたくないと駄々をこね、出資者からは剃らなければ出資を取りやめると迫られ…。
鳴りっぱなしの携帯電話に必死に対応して死守している29位か30位の地位って一体…と、気の毒すぎて笑ってしまうほどでした。

ハリウッドの舞台裏に興味がある方、
中間管理職の板挟み的悲哀に共感できる方にはおすすめです。
豪華スター共演の明るいコメディを期待するのは間違いです(笑)

渋谷のシネマ・アンジェリカ。
こういう地味ながら面白い作品をちゃんと上映してくれて感謝です。
私が観に行った日曜午後は観客の年齢層は高めでしたが、シニカルな笑いどころのツボを押さえた客層だったと思います。
いろんな意味で面白い映画体験でした。



| 映画 タ行 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
「特攻野郎Aチーム The Movie」
JUGEMテーマ:映画
 
もともとのTVシリーズは未見ですが楽しめました!
ド派手なアクションとユニークなキャラクター。
頭を空っぽにしてひたすらドキドキワクワク感を味わう118分でした。
「これでもか!」というほどの戦車、飛行機、カーアクション。
クライマックスのタンカー船での激闘シーンは一体どうやって撮影したのか…。

ボスであるハンニバルを演じたのはリーアム・ニーソン。
緻密なプランを命知らずのメンバーたちと見事やってのける図太いリーダー。
予告編を観ているときは、ちょっと存在が薄い気がしましたが、杞憂でした。

でも何と言ってもMVPは二枚目フェイスを演じたブラッドリー・クーパーでしょう!
「ハングオーバー」でも見せてくれた、“一見単なるプレイボーイ。でも情に厚いイイ男!”を熱演。
後半は主役級の大活躍。
この作品のためにかなりきびしいワークアウトで作り上げたボディでアクションも決めていました。
年齢を考えれば遅咲きの俳優という部類に入るかと思いますが、この一年だけでも「そんな彼なら捨てちゃえば?」「バレンタインデー」「All About Steve(ウルトラ I Love You)」「ハングオーバー」と、かなり良い感じで活躍が続いています。
来年は「ハングオーバー2」と、ロバート・デ・ニーロと共演のスリラー作品が控えているそうです。そちらも期待したいところ。

エンドロールの最後の最後にTVオリジナルのキャストらしき方々が。
ファンサービスもちゃんとあったようです。

シリアスさはかけらほどもありませんが、たまにはこういう何も考えずに楽しむエンターテイメントも良いものです♪



| 映画 タ行 | 23:09 | comments(0) | trackbacks(11) |
映画「魔法使いの弟子」
JUGEMテーマ:映画
 
まさかあの「ファンタジア」の「魔法使いの弟子」が出てくるとは思ってなかったので、びっくりしました〜。
ロングヘアーのニコラス・ケイジ扮する魔法使いが、偉大なるマーリンの跡を継ぐ少年を現代のNYで見つけ出し、マンハッタンを舞台に繰り広げる大魔法合戦!
少し毛色の変わったファンタジーですがディズニー作品ということで安心して観ていられるアドベンチャー映画でした。

タイトルロールである魔法使いの弟子にジェイ・バルシェル。
典型的なナード君。最近は大活躍です!
つい先日も「ヒックとドラゴン」のヒックの声を演じていました。

ニコラス・ケイジと敵対する魔法使いにアルフレッド・モリーナ。
二人が敵対するきっかけとなった美しい魔法使いにモニカ・ベルッチ。
これだけの名優をそろえているのですから、同じ顔ぶれで続編もぜひ作って欲しいです。
エンドロールが終わった最後の最後に、続編を匂わせるシーンが挿入されていたので期待しています。

ジェイ・バルシェルが憧れる女の子ベッキー役のテリーサ・パーマーという女優さんもキュートでした。
クライマックス、摩天楼に大きな魔法陣を張りめぐらせての魔法対決シーンで、結局のところ一番活躍したのは普通の人間(マグル)であるベッキーじゃなかった?

ディズニー&ブラッカイマー作品ということで「ナショナル・トレジャー」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」、最近では「プリンス・オブ・ペルシャ」がありましたが、それらの流れをくむ楽しくてクオリティの高いエンターテイメント作品。
迫力あるアクションシーンはぜひ劇場サイズで観ておきたいシリーズです。





| 映画 マ行 | 22:44 | comments(0) | trackbacks(6) |
「瞳の奥の秘密」
JUGEMテーマ:映画
 
今年のアカデミー賞で外国語作品賞を受賞した本作。
アルゼンチンの作品です。
1974年に起こった殺人事件をめぐる、主人公の刑事裁判所職員ベンハミン、その相棒パブロ、美しい女上司イレーネ、そして事件の遺族と犯人、それぞれの人生を描き出すドラマでした。

タイトル通り、登場人物の誰もが瞳の奥に(心の奥に)秘密をもっていて、ストーリーが進むにつれ、次々にそれらがあぶり出されてくる展開に圧倒されました。
最後の最後まで落としどころが見えない、もうこれで決着がつくか…と思うと次の驚きが待っている、という感じです。

主演のリカルド・ダリンは国民的大スターとのことで、演技の上手さだけでなく、風格をも感じる存在感でした。
イレーネ役のソレダ・ビシャミルは女優だけでなくタンゴ歌手としても活躍しているそうです。
瞳で語る演技に長けた、目が離せない女優さんでした。

1974年のアルゼンチンというとファン・ペロン大統領が亡くなりエヴァ・ペロン(エビータ)が後を継いだ時代だそうです。
社会の混乱や不安定な政情が登場人物たちの人生を翻弄する様は、日本から見ると驚くような理不尽さで、見ていて複雑な気分になりました。
都会と地方の格差、家柄の差による職業的差別、腐敗した権力者、どれもが「こんな風になったら嫌だなぁ…」と思えるものばかり。
21世紀に入って、これらは少しは良くなっているのでしょうか…。
映画の本筋とは離れたところで、そんなことが気になったりもしました。

本国アルゼンチンでは半年以上の長きにわたるロングラン上映だったそうです。
共感できるか?という点では正直に言うと難しい物語でしたが、
見応えあるドラマだったことは確かです。



| 映画 ハ行 | 21:01 | comments(5) | trackbacks(1) |
「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」
JUGEMテーマ:映画
 
ソ連崩壊のきっかけをつくったと言われる20世紀最大規模のスパイ事件をもとに描かれたフランス映画。
主人公は西側へ情報を流すKGBのグレゴリウス大佐。
コードネームは“フェアウェル”。
連絡係となるのがフランス人で電気メーカーに勤める民間人ピエール・フロマン。
ピエールの上司はDST(フランス国家保安局)とつながりがあるのですが、ピエール自身はまったくの民間人であり諜報活動については素人です。
グレゴリウス大佐が大物なだけに、かえって疑われにくいように…という人選だったのでしょうけれど、かなり危ない橋だったと思います。
クライマックスにはハラハラさせられました。

スパイ映画とは言っても、アクションなどはまったくなく、KGBからDSTを経由してCIAに情報が流れていく様子を淡々と描き、ドラマはむしろグレゴリウス大佐とピエールのプライベートな悩みや思い、そして危険な橋を渡るなかで徐々に育まれる二人の友情が主軸とされていました。
グレゴリウス大佐は何故このような行動に出たのか、
ピエールは彼を心配し反対する妻の気持ちを差し置いて、何故グレゴリウス大佐に協力しつづけたのか、
二つの家庭とそれぞれの人物の思いを描きながら、物語は時代を動かす大きな事態へと発展していきます。

決め手となる情報とは、具体的には西側諸国に送り込まれ諜報活動を行っている重要人物たちのリストなのですが、それによって捕まってしまうスパイのなかの一人にダイアン・クルーガーが出ていたのも印象的でした。
セリフもない、ほんの一場面ですが緊迫感がありました。
1981年の出来事だったそうです。
こうして情報の東西パワーバランスが崩れたことが、ゴルバチョフのペレストロイカを推進する大きなきっかけとなったわけです。

東西の冷戦というのはパワーバランスのゲームなのだと思える映画をここ最近何本も観た気がします。
午前十時の映画祭で、この3週間「ライトスタッフ」「2001年宇宙の旅」「ミクロの決死圏」の3本を観ましたが、例えば「ライトスタッフ」はNASAの“マーキュリー計画”に関わった宇宙飛行士たちのドラマで、その“マーキュリー計画”のきっかけはソ連のスプートニクでした。
「2001年宇宙の旅」では核弾頭を積んだ各国の衛星が飛び交う様子で始まるし、「ミクロの決死圏」もミクロ技術の革新的な発明を持って東側から亡命してきた科学者を救おうとする物語です。
そして昨日書いた「ヤギと男と男と壁と」も同じです。
特殊超能力部隊を米軍内で開発しようとするきっかけは、やはり「ソ連でもやっているから」という理由でした。
先日ISS(国際宇宙ステーション)に長期滞在した日本人宇宙飛行士、野口聡一さんの講演を伺う機会があったのですが、そういえばそのお話のなかでも「ISSの乗組員は夕食は必ず一緒に食べるんですが、朝食は各自で、昼食はアメリカ側、ロシア側2カ所に分かれて食べていました」とおっしゃってました。野口さんご自身は日によって両方でランチをとっていたそうですが、ISS建設が着手された1980年代後半は今思えば、まだまだペレストロイカの真っ最中…というところです。ISSの構造のなかにも東西対立の構図は残されているようです。

話は大きくそれましたが、この「フェアウェル さらば、哀しみのスパイ」を観て思ったのは、これから世界はどう変わっていくんだろう?ということ…。
1980年代初頭、グレゴリウス大佐は自分たちが築いてきた社会を省みて、「せめて息子の世代には、もっと良い社会に…」という思いで、自らの命と引き換えに社会を動かす行動に出ます。
息子の未来を思う父親の気持ちが、実際に世界を動かした…という物語でした。
次の世代に“希望”というバトンを渡そうとする父親たちが、これからどんな行動をとるのか…。
世界はそれによって変わるのかもしれない…と思いながら劇場を後にしました。

最後に…
1980年代という時代のアイコンとして、グレゴリウス大佐の息子さんが憧れる西側文化に「ソニーのウォークマン」「フレディ・マーキュリーのライブ映像」(We Will Rock You♪)が象徴的に使われていたのにも感慨深いものがありました…ということも書き添えておきます。



| 映画 ハ行 | 13:52 | comments(3) | trackbacks(5) |
「ヤギと男と男と壁と」
JUGEMテーマ:映画
 
シネセゾン渋谷にて鑑賞。
かなり笑える…というか、笑うしかない映画でした。
先月同劇場で観た「ハングオーバー」も笑える映画でしたが、その“笑い”の質はまったく違います。
誰もが頭を空っぽにして笑える「ハングオーバー」に対して、本作はとてもシニカルな笑い。
何しろ米軍に実在した“超能力部隊 新地球軍”のお話なんですから…。

去年の夏にインターネットでこの作品の予告編を観たとき、まず驚いたのは超豪華なキャスティング。
主人公はジョージ・クルーニー。
その上官らしき人物にジェフ・ブリッジス。
ライバルらしき同僚にケビン・スペイシー。
彼らを取材する記者にユアン・マクレガー。
これだけでも「観る価値あり!」と思ってしまったのですが、いろいろと聞こえてくるその中身についての情報には首をかしげるばかり…。一体どんなストーリーなんだろう??と思いつつ公開を待っていました。

想像以上に変な映画でしたが、面白かったです。
ジョージ・クルーニーがユアン・マクレガーに向かって大真面目に「私はジェダイ・ウォリアー」と告げ、ユアンが“きょとん”としているところから爆笑!
結局このお話は“新地球軍”の皆さんに振り回される可哀想なジャーナリスト(ユアン・マクレガー)の物語なのです。
ユアンの振り回されっぷりが最大の見どころとも言えます。
可哀想…を通り越して、だんだんと可愛く見えてくる、いじられキャラとしてのユアンの魅力を再発見しました。

その“新地球軍”は時代背景を考えると、まぁ納得できなくもない存在です。
ベトナム戦争後、ニューエイジ、精神世界へと傾倒した兵士はきっといたと思います。
でもそれをそのまま軍内部に持ち込むなんて…スゴすぎる…!!
彼らの訓練はヨガとか瞑想とか怪しげなダンスで、訓練所内の奇妙な壁画といい、迷彩服を着ていなければ、新興宗教か何かのの修行場にしか見えません。
実際にもかなり真面目にこのような訓練が行われていたのでしょう…。
そう思うと、笑いの中にも少しヒヤリとした感覚が湧いてきます。
目指しているのは、壁をも通り抜け、見つめるだけでヤギを殺してしまうエスパー軍団なのですから…。

ジョージ・クルーニーが繰り出す「相手の戦意を喪失させるキラキラ眼力!」が、世界に平和をもたらしてくれると良いんですけどね。
いや、ホントに…。





| 映画 ヤ行 | 23:26 | comments(0) | trackbacks(3) |
「ベスト・キッド」 オリジナル版へのオマージュもたっぷり
JUGEMテーマ:映画
 
言わずと知れたウィル・スミス&ジェイダ・ピンケット・スミスのご子息、ジェイデン・スミス君の主演第一作。
ジャッキー・チェンと共演して、あの1985年版「ベスト・キッド」をリメイクするとなれば注目しないわけにはいきません。
子役の成長というのは本当にあっという間です。
4年前に親子共演で話題になった「幸せのちから」
2年前にキアヌ・リーブス主演でリメイクされたSF大作「地球が静止する日」
3作目にして主役というのはスゴいです。
しかもジャッキー・チェン仕込みのカンフーを披露する大役…となればきっとプレッシャーも大きかったと思います。まだ12歳ですから。

エンドロールの背景として撮影風景のスナップショットが使われていますが、ご両親ともに付き添っていたようで、親子ショットも何枚かありました。
共演の子役たちともチームワーク良く過ごしていたようで米中関係の架け橋にもなったのではないでしょうか?(ちょっと大袈裟か…)

さて、前置きが長くなってしまいましたが(しかもエンドロールのネタバレまで…)
映画そのものの感想は「なかなか楽しい作品に仕上がっていた」というもの。
まずジェイデン君とジャッキー・チェンのコンビネーションがとても良い!
ジャッキーが珍しく肩の力が抜けたような良い演技で、オリジナルでパット・モリタ演じるミヤギさんとは違ったキャラクター設定ですが同じような温かさが感じられました。
そして全編を通してオリジナルへのオマージュが感じられるのも良かったです。
『ワックス オン ワックス オフ』が、こんな風に使われているとは!
予告編を見ているときには全く気づきませんでした。

ジェイデン君の母親を演じたのはタラジ・P・ヘンソン。
「ベンジャミン・バトン」で育ての親クイニーを演じていた女優さん。
本作でも同様に気の良い温かいお母さんでジェイデン君とも息がピッタリ。
ジェイデン君も頑張ったと思いますが、周りの俳優さんたちの気遣いもあったのではないでしょうか。子役はみんなとてもいきいきとしていました。

映画の舞台は北京の都市部から郊外、果ては万里の長城まで、まるで中国観光案内的なロケーション。
撮影は大変だっただろうな…と思いつつも、旅行気分で見入ってしまいました。

いじめっ子役の少年もなかなか存在感のある子役で、ラストの決着も爽やかでした。
カンフーの試合のシーンも見応えありましたし、最後まで楽しめました。

140分というのはやや長いかな?とも思いますが、デトロイトから北京に引っ越した少年が、いじめっ子たちとの出会いをきっかけに一念発起、アパートの管理人で実はカンフーの達人のおじさんに鍛えられて成長し、その間にも淡い恋物語もあり…と、かなり盛りだくさんの内容。
冗長に感じるわけでもなく、クライマックスの盛り上がりも良い具合で満足のいく作品でした。
ただし、やはり140分という内容は、あまり小さなお子さんには向かないかも。
ファミリー映画ではありますが、少なくともジェイデン君と同じ世代くらいじゃないときついかな?




| 映画 ハ行 | 21:56 | comments(0) | trackbacks(20) |
「ヒックとドラゴン」(2D字幕)
JUGEMテーマ:映画
 
地元のシネコンで吹き替え版の上映しかなかったので、新宿まで足を運びました。
(最近、このパターンが本当に多い…。何とかしてほしいです…)
本国アメリカで興行成績が比較的長いこと上位だった本作。
公開を楽しみにしていました。長い間上位にいるということは、口コミがあった、またはリピーターがいた、ということの表れで、こういう作品にハズレは少ないです。

ドリームワークスの新作ということですが、もとディズニーの監督作品だけあって、ちょっとディズニーテイスト。
「トゥース(ドラゴン)ってどことなくスティッチに似てない?」と一緒に観た良人が言うので調べてみたら、確かに「リロ&スティッチ」の脚本を担当していた人でした。

とても面白い作品でしたが、物語が面白いというだけでなく、いろいろと興味深いことが読み取れる映画で、そういう面でも面白かったのです。
まず、ひとつには“ヒーロー”のタイプが明らかに変わってきた、ということ。
主人公のヒックは決して強くないし、モテるタイプでもない。
親との関係も上手くいっていない、悩み多きティーンエイジャーです。
声を演じているのはジェイ・バルシェル。
今週末には「魔法使いの弟子」が封切りとなりますが、ニコラス・ケイジの弟子を演じる俳優です。
「トロピック・サンダー」や「ファンボーイズ」でも活躍していました。
ひと昔前なら絶対“主役”を演じることのなかったタイプ。
主人公の友達のちょっと変わった子、という脇役が今や主役を演じる時代です。
いわゆる“ナード”という感じでしょうか。
知識は豊富だけど内向的。そんな主人公が一芸に秀でた友人たちの力を借りて問題を解決する…というのがパターンになってきているの気がします。

もう一つ、この作品で興味深かったのは“善と悪の戦い”という単純な構図が、“悪の側にも事情がある”と、一歩踏み込んだ描かれ方になっていて、
最終的には悪を悪たらしめる“諸悪の根源”を善と悪が一致団結して倒す、という流れになっていたこと。
指導者(大人たち)も全能とは言えず、策もないまま戦いになだれ込む愚かな一面も描かれ、窮地に陥ったところを主人公たちティーンエイジャーが救うという流れも最近見られるようになったパターンではないでしょうか。

ファミリー向けのアニメ作品から読み取れる時代の変化。
そんなことを考えながら劇場をあとにしたのでした。

今回は2D版を鑑賞しましたが、3Dもきっと迫力があって楽しいと思います。
声の出演はヒックの父親にジェラルド・バトラー。
憧れの女の子アスティに「アグリー・ベティ」のアメリカ・フェレーラ。
主人公をはじめ、上手い俳優さんがそろっているので字幕版を選びました。

ファミリー向け映画ですが、子どもだけでなく、大人も様々な視点で楽しめる良作だと思います。



| 映画 ハ行 | 23:14 | comments(2) | trackbacks(16) |
「ソルト」アクションスター、アンジーの魅力
JUGEMテーマ:映画
 
「トゥームレイダー」ララ・クロフトを観たときに、アクションスターとしてとてつもない可能性を感じました。
その後、「トゥームレイダー2」「Mr.&Mrs.スミス」また記憶に新しいところでは「ウォンテッド」と、その地位を確実に築いてここに至る…という感じでしょうか。
アンジェリーナ・ジョリーの魅力だけでもたせている作品でした。

正直、ロシアのスパイ…なんて言われても今更感が漂います。
(先日、美しい女スパイが…というニュースがありましたが)
この映画でも黒幕がいったい何を求めて世界を混乱させようとしているのか全く見えず、ドラマとしては何とも物足りない100分…。
ひと昔まえのスパイものは、冷戦時代のイデオロギーの対立ということで、それぞれ信念に基づいた行動をとる(良い悪いは別として)“ヒューマンドラマ”として説得力あるキャラクターが登場していました。
イデオロギーの対立がない今、混乱に乗じて権力を握ろうとする悪役なんて、まるで「世界征服!」とか叫んでいるマンガのキャラクターにしか見えません。

とは言っても、アンジェリーナ・ジョリー演じるソルトのアクションとハラハラ、ドキドキのスリル感だけでも見応えある映画でした。
「チェンジリング」などドラマ系の作品でもしっかりとした演技で活躍している彼女ですが、やはり“本領発揮”のアクション系作品でその魅力を堪能すると、アクションスターとして撮れるうちにたくさん撮っておいてほしいと願わざるを得ません。
でもできれば「ソルト」の続編というよりは、ララ・クロフトのような、あまり現実味はなくてもキャラクターそのものに魅力がある作品に出てほしいなぁ…。





| 映画 サ行 | 22:27 | comments(7) | trackbacks(27) |
「小さな命が呼ぶとき」
JUGEMテーマ:映画
 
難病の子供をもつ父親にブレンダン・フレイザー。
新薬開発の鍵となる酵素を研究する化学者にハリソン・フォード。
実話に基づいたストーリーということで、予告編を観たときから気になっていました。
ビジネスマンと学者。
二人がタッグを組んでバイオベンチャーを立ち上げ、新薬を開発するまでの物語でした。
いわゆる“難病もの”ですが、お涙頂戴的な演出は極力抑えられていて、むしろ“ヒューマンドラマ”という面が強く、それぞれの人物が、強い信念を胸に困難を乗り越えようとする姿が描かれていました。

実は予告編を観たとき「ハリソン・フォードが学者?」と違和感を覚え、ミスキャストではないかと訝っていたのですが、この作品はハリソン・フォードがエグゼクティブ・プロデューサーであることをオープニングシークエンスで初めて知りました。
なるほど、化学者とは言っても、エキセントリックで我の強い、ちょっと変わり者の研究者という設定で、大音量でロックをかけながら壁一面の化学式に向き合い、周囲のひんしゅくをかうような人物で、学者らしからぬ雰囲気でも良かったわけね…と納得しました。

バイオベンチャーがバイオ専門のベンチャーキャピタルから資金提供を受けながら研究を進め、ある程度の成果が見えてきたところで大手の製薬会社に会社ごと身売り、複数のプロジェクトチームで競いながら実用に向けた開発へ動いていく…という流れは、普段まったく知らなかった世界を垣間みるようで話に引き込まれました。
難病の子供たちを救うという大きな目的ではありますが、情に流されては上手くいくものもいかなくなるという研究開発のシビアな面も描かれていて興味深かったです。

難病“ポンペ病”の子供も、決して弱々しい感じではなく、「生きたい」という強さを感じる描かれ方で、それがブレンダン・フレイザー演じる父親の強いモチベーションにつながっているのも良かったです。

新薬の開発は基礎研究の上にたくさんの実験、検証データに基づいて進められるもので、本当に多くの人々の苦労と多額の費用をかけられていて、その行程のマネジメントは強い意志をもった人物が必要なのだと感じました。
自分の子供の命を救いたいという強い気持ちが、この新薬を作ったわけです。
薬は更なる改良が試みられているそうです。
ポンペ病だけでなく、あらゆる難病と呼ばれる病気に一日も早く特効薬が開発されることを心から祈るばかりです。
とても見応えある良いドラマでした。



| 映画 タ行 | 23:10 | comments(4) | trackbacks(12) |
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